PS5 Pro、PSSR 2.0がデフォルト適用へ!非対応ゲームも画質向上

SonyがPS5向けベータ版システムソフトウェアの最新アップデートを配信しています。今回のアップデートではPS5 Pro向けの変更が大きな目玉となっており、PSSRに対応するゲームに対して、従来のPSSR 1.0ではなく改良版のPSSR 2.0をデフォルトで適用できるようになりました。ゲーム側がPSSR 2.0に正式対応していない場合でも利用できるため、PS5 Proユーザーにとってはゲームの見た目を改善できる可能性があります。

PSSR 2.0を自動適用する仕様に変更

PSSRは、PS5 Proの主要機能として2024年11月に登場したAIアップスケーリング技術です。低い解像度で描画した映像をAI技術によって高精細化することで、画質とパフォーマンスの両立を狙う仕組みとなっています。

その後、2026年3月には改良版となるPSSR 2.0が登場しました。

PSSR 2.0はその後対応タイトルを増やしてきましたが、PSSR自体に対応しているゲームは100本以上あるため、すべてのタイトルがPSSR 2.0へ正式対応しているわけではありません。

そこでSonyは3月、ゲーム側がPSSR 2.0に対応していなくても、PS5 Pro側からPSSR 2.0を適用できる機能を追加しました。

これまでは、PS5 Proの設定から「画面とビデオ」→「映像出力」と進み、「PSSR画質向上」という設定を手動で有効にする必要がありました。

今回のベータ版アップデートでは、この設定がデフォルトでオンになるよう変更されています。

PSSR 1.0対応ゲームもPSSR 2.0で表示可能に

この変更によって、ユーザーが設定を知らなかった場合でも、PSSR 1.0に対応するゲームでは自動的にPSSR 2.0が適用されることになります。

つまり、ゲーム側がPSSR 2.0へ正式対応していなくても、PS5 Proのシステム側で新しいアップスケーリング技術を利用できるわけです。

PSSRは登場当初、タイトルによっては画質面で問題が指摘されていました。

例えば「Star Wars Jedi: Survivor」や「Silent Hill 2」、「Alan Wake 2」などでは、PSSRによるアップスケーリング処理によって、場合によっては標準PS5よりも映像が悪化しているように見えるとの指摘もありました。

PSSR 2.0ではこうした問題の改善が進められており、今回の変更によって、対応ゲームを幅広く新しいバージョンへ移行できるようになります。

もちろん、タイトルによってはPSSR 2.0を適用したことで必ずしも画質が向上するとは限らないため、従来のPSSRへ戻したい場合は設定から変更する必要があります。

Bluetoothを無効化する新機能も追加

今回のベータ版アップデートでは、PSSR関連以外にも新しい設定が追加されています。

Bluetooth接続そのものを無効にする機能で、一見すると一般ユーザーにはあまり必要な機能には見えません。

Bluetoothをオフにすると、PS5をレストモードにできなくなるほか、HDMIリンクも無効になるため、通常の家庭で利用する場合にはむしろ不便になる可能性があります。

しかし、この機能には明確な用途があります。

Sonyによると、主な対象はeスポーツ会場など、複数のPS5が同じ場所に設置される環境です。多数のゲーム機が近距離でBluetooth通信を行うことで、コントローラーの接続に問題が発生するケースがあるため、その対策として用意された機能となっています。

そのためSonyは、一般的な用途ではこの機能を使用しないよう案内しています。

今回のアップデートによって、PS5 ProではPSSR 2.0をより幅広いゲームで利用しやすくなります。PSSR 1.0対応タイトルを数多く所有しているユーザーにとっても、ゲーム側の対応を待たずに新しいアップスケーリング技術を試せるのは大きなメリットです。

現在はベータ版プログラム向けの提供となっているため、今後正式版として一般ユーザーにも展開されるかが注目されます。

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