PS6の新コントローラーはスティックドリフト解消へ? ソニー特許で新技術が判明

PlayStation 6(PS6)のコントローラーでは、長年多くのユーザーを悩ませてきた「スティックドリフト」が大幅に改善される可能性が浮上しました。

公開されたソニーの特許情報から、従来とは異なる磁気センサーを採用した新しいアナログスティック技術が検討されていることが明らかになっています。

磁気センサー採用で耐久性向上か

今回確認された特許では、アナログスティックの傾きを非接触で検知する磁気センサーを採用する仕組みが説明されています。

現在のDualSenseコントローラーでは、多くのゲームパッドと同様に可変抵抗器(ポテンショメーター)が使われています。しかし、この方式は物理的な接点が摩耗するため、長期間使用するとスティックが勝手に入力される「スティックドリフト」が発生しやすいという課題があります。

一方、新たな特許では非接触方式を採用することで、部品の摩耗を抑えながら、長期間にわたって高い入力精度を維持できるとしています。

TMRセンサー採用の可能性

特許で採用が検討されている技術は、近年一部の高性能ゲームコントローラーでも採用が進む「TMR(トンネル磁気抵抗)センサー」に近い仕組みとみられています。

TMRセンサーは従来のホールエフェクトセンサーよりも消費電力が少なく、ワイヤレスコントローラーとの相性が良いことでも知られています。また、高精度な入力と優れた耐久性を両立できることから、近年注目を集めています。

さらに特許では、スプリングによってスティックを常に中央位置へ戻す機構や、スティックのブレを抑えるための安定化構造も盛り込まれており、操作性と耐久性の両方を向上させる狙いがあるようです。

PS5世代で問題となった不具合の改善へ

ソニーはPS5世代で指摘されたハードウェア上の課題を、PS6で改善しようとしている可能性があります。

実際、今月にはPS6で現在の液体金属冷却システムに代わり、新しいベーパー方式の冷却システムを採用する可能性を示す特許も話題となりました。

今回のコントローラーに関する特許も、その流れの一つと考えられます。

なお、PS5向けの「DualSense Edge」では、スティックモジュールを交換できる設計によってスティックドリフトへの対策が図られましたが、問題そのものを解決するものではありませんでした。

特許がそのまま製品化されるとは限らない

もっとも、今回明らかになったのはあくまでソニーが出願した特許の内容であり、実際にPS6のコントローラーへ採用されることが決まったわけではありません。

とはいえ、スティックドリフトは現行世代で最も多く指摘されてきた問題の一つです。もし磁気センサー方式が採用されれば、耐久性や操作精度の向上だけでなく、長年ユーザーを悩ませてきた問題の根本的な解決につながる可能性がありそうです。

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