
Samsungが近日発表予定のスマートウォッチ「Galaxy Watch9」について、ベンチマーク結果とみられる情報が公開されました。新たに搭載されるQualcomm製チップ「Snapdragon Wear Elite」により、現行モデルを大きく上回る処理性能を実現する可能性があります。
Snapdragon Wear EliteでExynos W1000を大幅に上回る性能
Samsungは7月22日に開催予定のイベントで、「Galaxy Watch9」および「Galaxy Watch Ultra2」を正式発表するとみられています。

今回、Geekbenchに登場した情報によると、Galaxy Watch9に搭載されるとみられるSnapdragon Wear Eliteは、Samsungの現行スマートウォッチ向けチップ「Exynos W1000」と比較して大幅な性能向上を実現しています。
ベンチマーク結果では、Snapdragon Wear EliteのCPU性能はExynos W1000比で最大56%向上し、GPU性能についても約47%高いスコアを記録しています。
Geekbench 5の結果は以下の通りです。
| チップ | シングルコア | マルチコア | OpenCL |
|---|---|---|---|
| Snapdragon Wear Elite | 573 | 1,069 | 1,459 |
| Exynos W1000 | 371 | 683 | 993 |
スマートウォッチ向けプロセッサとしては、かなり大きな性能差となっています。
高速化だけでなくAI処理や充電性能も強化
Snapdragon Wear Eliteは、Qualcommが次世代ウェアラブル向けに開発したチップで、CPUには最大2.1GHz駆動のArm Cortex-A78コアと、4基のCortex-A55コアを搭載します。

構成自体はExynos W1000と大きく変わらないものの、動作クロックを引き上げることで性能を向上させています。
さらに、GPUについてはSnapdragon W5 Gen 2比で最大7倍高速化されたとされ、AI処理向けのHexagonアクセラレーターも統合されています。
また、急速充電機能にも対応し、わずか10分間の充電でバッテリー残量を0%から50%まで回復できるとされています。
スマートウォッチとしては高性能もスマホ級には届かず
ただし、今回のベンチマーク結果は製品発売前のリーク情報であり、実際の使用感とは異なる可能性があります。
また、Snapdragon Wear Eliteはスマートウォッチ向けとしては非常に高性能ですが、スマートフォン向けチップと比較すると性能差は依然として大きく、例えば2023年発売のエントリー向けSoC「Snapdragon 4 Gen 2」でもマルチコア性能では約2倍近い差があります。
とはいえ、スマートウォッチではアプリ起動速度やAI機能、健康管理機能の処理速度などに影響するため、Galaxy Watch9では日常的な操作性の向上が期待されます。
Galaxy Watch9とGalaxy Watch Ultra2は、デザイン面だけでなくプロセッサ性能の大幅強化も大きな特徴になりそうです。次世代Wear OS搭載スマートウォッチとして、どこまで進化しているのか正式発表が注目されます。


