
レトロゲーム機を思わせるデザインで注目を集めているAndroid携帯ゲーム機「MANGMI Air Y」シリーズについて、搭載プロセッサの詳細が明らかになりました。標準モデルのAir YにはSnapdragon 662、上位モデルのAir Y ProにはSnapdragon 865が採用される予定です。
Air YはSnapdragon 662搭載、PSPエミュレーションまで対応か
新興ブランドのMANGMIは、これまでGame Boyのような横長デザインを採用したAndroid携帯ゲーム機「Air Y」シリーズを予告してきました。
今回、同社はX上で搭載チップを公開し、標準モデルとなるAir YにはQualcommのSnapdragon 662を搭載することを明らかにしました。

Snapdragon 662は2020年に発表されたミドルレンジ向けSoCで、CPU構成はCortex-A73×4とCortex-A53×4となっています。決して最新の高性能チップではありませんが、同じくMANGMIが発売した「Air X」でも採用されており、実機ではPSPエミュレーションまで動作可能だったとされています。
そのためAir Yについても、初代PlayStationやNintendo 64、PSPなど、比較的軽量なエミュレーション用途では十分な性能を発揮するとみられます。
Air Y ProはSnapdragon 865でPS2やGameCubeにも対応へ
一方、上位モデルとなるAir Y ProにはSnapdragon 865が搭載されます。
Snapdragon 865は2020年のAndroidハイエンドスマートフォン向けに採用されたSoCで、現在では世代の古いチップとなっていますが、当時のフラッグシップ級性能を持っています。
この性能であれば、PS2やGameCubeの一部タイトル、さらに一部のPCエミュレーションにも対応できる可能性があります。ただし、負荷の高いNintendo Switchタイトルを快適に動作させるほどの性能ではないとみられます。
4.2インチ4:3ディスプレイを採用
MANGMIが公開した情報によると、Air Yシリーズは4.2インチの4:3比率IPSディスプレイを搭載します。
また、Air Y Proの外観も一部公開されており、本体左側にはボリュームダイヤルと2つのボタンを配置。上部には中央から少しずれた位置にUSB Type-Cポート、3.5mmイヤホンジャック、microSDカードスロットとみられるカバー付きのスペースが確認できます。
レトロゲームとの相性を意識した4:3ディスプレイや物理ボタンを備えることで、近年増えているAndroid携帯ゲーム機市場の中でも独自のポジションを狙っているようです。
価格次第では注目モデルになる可能性も
MANGMI Air Yシリーズで特に注目されるのは価格設定です。標準モデルのAir Yは、同社のAir Xと同様に100ドル(約1万6,200円)以下で販売されれば、手頃なレトロゲーム向け端末として人気を集める可能性があります。
ただし、現在はメモリ価格の高騰も続いており、最終的な販売価格が当初の期待より高くなる可能性もあります。
現時点では発売日や詳細な価格は明らかになっていませんが、Snapdragon 662搭載の低価格モデルとSnapdragon 865搭載の高性能モデルという2つの方向性を用意することで、幅広いユーザー層を狙った製品になりそうです。今後の正式発表に注目が集まります。


