
PlayStationによる「ディスクメディア縮小」の方針を巡る反発が、ソニーだけでなくゲームメーカー各社にも影響を及ぼし始めているようです。海外では、今後予定されている「GTA 6」のPS5向けプロモーションにも支障が出る可能性があるとの見方が浮上しています。
PlayStationの広告が批判コメントで埋まる状況に
海外リーカー「Moore’s Law Is Dead」によると、複数のゲームパブリッシャーがPlayStation公式SNSで展開する広告に懸念を示しているといいます。
ソニーは6月25日に「GTA 6」の予約開始に合わせ、「Plays Best on PS5」と題したプロモーションを展開しました。しかし、その後に2028年初頭からPS5向けゲームディスクの生産を大幅に縮小する方針が明らかになると、PlayStation公式SNSにはディスク版の将来を懸念するコメントが相次ぐようになりました。
その結果、本来はゲームを宣伝するための投稿が、ソニーの方針に対する批判コメントで埋め尽くされるケースも増えているとされています。
広告費を支払うメーカーにも影響か
報道によると、PlayStation公式SNSでは、新作タイトルの発売時などに無償で紹介されるケースがある一方、より目立つ掲載枠やタイミングを確保するため、パブリッシャーが数万ドル規模の広告費を支払うこともあるようです。
そのため、高額な広告費を投じたにもかかわらず、投稿のコメント欄がゲームではなく「ディスク廃止」への批判一色になってしまえば、本来期待していた宣伝効果が得られないとの不満が出ても不思議ではありません。
リーカーの情報では、こうした状況に対して一部の開発会社やパブリッシャーが懸念を示しているとされています。
GTA 6の今後のプロモーションにも影響する可能性
現時点では「GTA 6」のプロモーションが中止されるといった話ではありません。
ただ、今後は第3弾トレーラーの公開やPS5本体との同梱版など、さらなる大型プロモーションが予定されているとの見方もあります。そのため、PlayStation公式SNSでの展開をどこまで重視するのかについて、Rockstar Gamesや親会社Take-Twoが慎重になる可能性も指摘されています。
もっとも、「GTA」シリーズはRockstar自身が巨大な情報発信力を持つタイトルであり、PlayStationのプロモーションに依存しなくても十分な注目を集められるとの見方もあります。
ソニーにとっては早期の沈静化が課題に
ソニーは2028年初頭からPlayStation向けゲームディスクの生産を縮小し、デジタル配信中心へ移行する方針を打ち出しています。この発表以降、SNSでは物理メディアを支持するユーザーから反発の声が続いています。
今回の情報はあくまでリーカーによる証言がベースであり、ソニーやRockstar、各パブリッシャーが公式に認めたものではありません。
とはいえ、SNS上での批判が広告効果にも影響を及ぼし始めているのであれば、問題はPlayStationだけにとどまりません。今後予定されている「GTA 6」をはじめとする大型タイトルのマーケティング戦略にも影響を与える可能性があり、ソニーがどのように対応していくのか注目されます。


