
GoogleのPixelシリーズが、スマートフォン市場で存在感を高めています。市場調査会社Counterpoint Researchの最新レポートによると、2026年第2四半期(4~6月)のPixelシリーズの出荷は前年同期比16%増を記録し、主要スマートフォンメーカーを上回る成長率となりました。
世界的にスマートフォン市場の成長が鈍化する中、Googleが着実にシェアを拡大していることが明らかになっています。
Pixel 10シリーズが成長をけん引
Counterpoint Researchは、今回の成長について、Pixel 10およびPixel 10aの販売が成熟市場で好調だったことが主な要因だと分析しています。
具体的な市場シェアは公表されていませんが、前年同期比16%という伸びは、主要メーカーの中でも非常に高い水準です。
なお、Googleは依然として世界のスマートフォンメーカー上位5社には入っていませんが、それでも市場全体が苦戦する中で大きく販売を伸ばした点は注目に値します。
上位5社で成長したのはSamsungとAppleのみ
Counterpoint Researchによると、世界シェア上位5社ではSamsungとAppleのみが前年同期比でプラス成長を記録しました。
一方で、Xiaomi、vivo、OPPOはいずれも前年同期を下回っており、部品価格の高騰が市場全体に影響を及ぼしているとみられています。
また、Google以外ではHuaweiも前年同期比6%増を記録しました。Mate 80シリーズやNova 15シリーズ、新たなEnjoy 90シリーズの販売が成長を支えたとされています。
部品価格の高騰で市場環境は厳しさを増す
スマートフォン市場では、メモリをはじめとする部品価格の上昇が各メーカーの収益や販売戦略に影響を与えています。
Counterpoint Researchは、この状況が2026年後半も続く可能性が高く、2027年にかけても市場環境は厳しいまま推移するとの見方を示しています。
そのため、多くのメーカーが販売価格の見直しや利益率の確保を迫られる可能性があります。
Pixel 11シリーズの価格が今後の課題に
Googleは今回、Pixel 10シリーズの好調によって大きな成長を遂げましたが、この勢いを維持できるかは今後の製品戦略にかかっています。
次期モデルのPixel 11シリーズはまもなく発表される見込みですが、価格の引き上げが噂されており、販売拡大に影響を与える可能性もあります。
スマートフォン市場全体が低迷する中でGoogleがどこまで成長を続けられるのか、そして将来的に世界シェア上位5社入りを果たせるのか、今後の動向が注目されます。


