
スマートフォン市場全体で部品コストの上昇が続く中、Samsungがインド市場で販売するエントリーモデル「Galaxy A06 5G」と「Galaxy A07 5G」の価格を再び引き上げたことが明らかになりました。
今回の値上げ幅は全モデル共通で500ルピー。すでに今年に入って複数回の価格改定が実施されており、Galaxyシリーズの中でも最も手頃な価格帯のモデルにまでコスト上昇の影響が及んでいる格好です。
全モデルで500ルピー値上げ
現地報道によると、Galaxy A06 5GとGalaxy A07 5Gの全メモリ構成モデルが対象となり、一律500ルピーの値上げが実施されました。
改定後の価格は以下の通りです。
| モデル | メモリ構成 | 新価格 |
|---|---|---|
| Galaxy A06 5G | 4GB+64GB | 13,999ルピー |
| Galaxy A06 5G | 4GB+128GB | 15,999ルピー |
| Galaxy A06 5G | 6GB+128GB | 17,999ルピー |
| Galaxy A07 5G | 4GB+128GB | 16,999ルピー |
| Galaxy A07 5G | 6GB+128GB | 18,999ルピー |
なお、記事掲載時点では一部の大手ECサイトでは旧価格のまま表示されているケースもあるようですが、今後順次改定後の価格へ反映されるとみられています。
発売時から見ると大幅な上昇に
特にGalaxy A06 5Gは、発売当初の価格から見ると値上げ幅がかなり大きくなっています。
同モデルは発売時、4GB+64GB版が10,499ルピー、4GB+128GB版が11,499ルピー、6GB+128GB版が12,999ルピーで販売されていました。
今回の価格改定後は最廉価モデルでも13,999ルピーとなり、発売時と比較すると3,500ルピーの値上げとなります。
一方のGalaxy A07 5Gも、発売時価格は4GB+128GB版が15,999ルピー、6GB+128GB版が17,999ルピーだったため、こちらも着実に価格が上昇していることが分かります。
安価モデルほどコスト増の影響を受けやすい
近年は半導体やメモリ価格の上昇に加え、物流コストや為替変動などもスマートフォン価格に影響を与えています。
特にエントリーモデルや低価格帯スマートフォンは、もともとの利益率が高くないため、部品価格の上昇をメーカー側だけで吸収することが難しいとされています。そのため、フラッグシップモデル以上に価格改定が行われやすい傾向があります。
実際、最近では市場調査会社Counterpoint Researchも、AI向けメモリ需要の拡大によるメモリ不足がスマートフォン業界全体に大きな影響を与えるとの見通しを示しており、今後も低価格帯モデルを中心に価格上昇が続く可能性があります。
今回のSamsungの値上げはインド市場向けのものですが、世界的な部品コスト上昇を背景としていることを考えると、今後ほかの地域やメーカーにも同様の動きが広がるか注目されます。


