Google、Fitbit Airの設計情報を一般公開 誰でも専用アクセサリー開発が可能に

Googleが、先月発売した新型フィットネストラッカー「Fitbit Air」の設計情報を一般向けに公開しました。これにより、アクセサリーメーカーだけでなく、個人クリエイターや小規模な工房でも専用バンドや周辺アクセサリーを開発できるようになります。

大手メーカーが製品のハードウェア仕様を広く一般公開するのは珍しく、Googleらしいオープンな取り組みとして注目を集めています。

Fitbit Airの特徴を活かした新たな試み

Fitbit Airは、本体のセンサー部分を取り外してバンドを交換できる「ペブル(Pebble)」構造を採用しています。

Googleによると、発売直後からユーザーコミュニティでは独自のアクセサリーや装着方法が数多く考案されており、中には上腕に装着するアームバンドを自作するユーザーも現れていたとのことです。

こうした反響を受け、同社はFitbit Air向けアクセサリーの設計ガイドラインとハードウェア仕様を一般公開することを決定しました。

CADデータや設計基準も公開

今回公開された資料には、本体センサー部の2D CAD図面や純正バンドで使用される固定スリーブの設計情報が含まれています。

さらに、アクセサリー開発に必要な接続部の寸法や許容誤差、着脱時に必要な力の基準なども公開されており、サードパーティ製品の開発を強力に後押しする内容となっています。

Googleはこれらの情報を活用することで、高品質かつ安全なアクセサリーを開発できると説明しています。

心拍センサー性能を維持するための条件も

公開されたガイドラインでは、光学式心拍センサーや血中酸素センサーの性能を維持するための設計条件についても詳細に説明されています。

特に重要視されているのが、センサーと皮膚の密着性です。運動中でも安定した測定を行うためには、一定の圧力を維持しながら肌に接触し続ける設計が推奨されています。

また、本体を固定する機構についても厳格な基準が設けられており、激しい運動中でも本体が外れない一方で、ユーザーが容易にバンド交換できる構造が求められています。

素材の安全性にも厳しい基準

Googleはアクセサリー開発者向けに、肌への刺激やアレルギー反応を防ぐための素材選定基準も公開しています。

化学物質の含有量制限や環境基準、各種テスト要件まで細かく定められており、単なる寸法情報の公開にとどまらない包括的なガイドラインとなっています。

近年はスマートウォッチやフィットネストラッカー向けアクセサリー市場が拡大していますが、メーカー自らここまで詳細な設計情報を公開する例は多くありません。

Googleは今回の取り組みによって、企業だけでなく個人クリエイターや小規模ブランドも参加できるエコシステムの構築を目指しているようです。今後、ユニークな装着スタイルや用途に対応した多彩なFitbit Air向けアクセサリーが登場するかもしれません。

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