国内でもドコモ、au、ソフトバンクが取り扱っているソニーの”比較的コンパクト”XperiaフラッグシップのXperia 5 II。
国内では、SIMフリーモデルのリリースを待っている方も多いようですが、キャリア版もハイエンドAndroidスマートフォンの中では一番人気の模様。
(とは言っても売上ランキングでは完全にミッドレンジに完全に上位を奪われていますが)
そんな中、海外の有名ガジェットサイト、Android Policeに遅めのXperia 5 IIのレビュー記事が掲載。他のサイトとは一味違った珍しい内容となっていました。
Xperia 5 II: 買ってはいけないまともなスマホ
まずこのレビュー、興味深いのはそのタイトルで:
Sony Xperia 5 II review: A decent phone you shouldn’t buy
ソニー Xperia 5 IIレビュー:買ってはいけないまともなスマホ
矛盾するようなタイトルでさらにサブタイトルも個性的:
Sony’s continued refusal to compete in the mainstream sinks another flagship
メインストリームでの競争を拒否し続けるソニー、またフラグシップで撃沈
こちらはかなり辛辣。
かなり長いレビュー記事ですが、いくつかの印象的な点を箇条書きにすると:
- 市場全体の0パーセントに近い特定のユーザー層をターゲットにした機種をレビューするのは難しい
- 競合機種が600~800ドルで買える中で950ドルは高い
- プレミアム価格にもかかわらず、ミッドレンジですら対応しているワイヤレス充電や5G通信に非対応(米国では)というのはあり得ない
- コンテンツがほとんどないのに21:9画面にこだわる意味が不明
- 120Hz表示のFHD+ディスプレイの画質自体は素晴らしい
- バッテリー持ちは120Hz表示でもかなり良い
- カメラ性能は明所でも暗所でも良いが、PixelやiPhoneと同じリーグには上がれない
- カメラのパラメーターを手動で設定できるのは良いが、それが理由で競合機種より価格が高いのであれば馬鹿げている
- ポケットに入る「ソニーのカメラ」が欲しいのであれば中古でRX100(サイバーショット)を買った方が良い
- Galaxy S20 FEが$699、iPhone 12 Miniが$729、OnePlus 8 Proが$799で買える中でXperia 5 IIに$949という値付けをするのは気が狂っている(bananas)
- イヤフォンジャックとカメラボタンが絶対に必要、という方以外は買うべきではない
Android Policeは過去のレビューを見る限り、特に贔屓にしているブランドや機種はないという印象で、基本的には中立的なスタンスだと思います。
また、今回のレビュー、要は良い端末ではあるが、価格にはまったく見合っていない、という点に尽きると思います。
記事内では、これが600ドル台後半(約7万円)だったらかなり「メインストリーム」ユーザーにも受け入れられた可能性が高いとも言われており、そういった意味では批判しながらも非常に「惜しい機種」とも暗に言っているように思えます。
コメント
今のソニーは販売台数を絞って、過去の不明瞭なターゲット層から愛好家に向けてターゲットを絞ったおかげで黒字転換したんだけどね
右に倣えの精神が強い日本メーカーらしからぬやり方だけど、それでかつての赤字を脱したんだから別にという
ただ、ハイプライスである点は肯定せざるを得ないかな
カメラは画作りが現実に忠実をコンセプトにしてるから、スマホのカメラとしてはレベルが低くて当然だが
現状黒字になっている(らしい)
というのは公表されてるとおりだけど、
ターゲット云々という話との関連性は不明ですよね
オペレーション費用の削減が奏功してるだけでは?
中華製スマホと比べて高いと言われてもねぇ。中華ロイドなんざ最初から対象外だわ
XPERIAも今は全部メイドインチャイナだろ?
黒字化に必死だった頃はaceとかの廉価モデルは開発からチャイナ外注するとまで言ってた位の勢いでチャイナの力借りてんのにそのチャイナ製品まとめてバカにすんのは盛大なブーメランよ
メイドとデザインとを一緒くたにしちゃうとは
Xperiaはタイ製ですね。
ソニーは信者しか相手にしない商売にしたと判断している。
1000万台作って100万台売れると10%の利益でも、200万台作って100万台売れたら50%の利益。
これやると売上落ちる度に生産少なくするってことでしょジリ貧じゃん。