
次世代Pixelに搭載されるとみられるGoogle製チップ「Tensor G6」について、理論上の性能を試算した興味深いデータが海外掲示板Redditに投稿され、注目を集めています。今回の内容は、これまでにリークされている仕様をもとにGeekbenchスコアを算出したもので、あくまで参考値ではあるものの、おおよその性能感を把握する材料となりそうです。
リーク情報をもとに理論性能を算出

投稿では、Tensor G6のCPU構成やIPC向上率、クロックの引き上げ幅などを踏まえ、前世代のTensor G5との比較を中心に試算が行われています。
それによると、Tensor G6は以下のような改良が見込まれています。
- 超高性能コアに新設計のC1 Ultraを採用
- ミドルコア・省電力コアも刷新
- IPCは最大で約46%向上
- クロックも約8〜18%引き上げ
これらを反映した結果、Geekbenchの理論スコアは以下の通りとされています。
- シングルコア:約3658
- マルチコア:約7752
Tensor G5からはどの程度進化?
前世代のTensor G5は、シングルコア2316、マルチコア6252程度とされており、今回の試算値と比較すると、
- シングルコア:約58%向上
- マルチコア:約24%向上
という大幅な性能アップが見込まれます。特にシングル性能の伸びが顕著で、日常操作の快適性にも直結する改善と言えそうです。
Snapdragonや他社チップとの比較
今回の試算では、他社のハイエンドSoCとの比較も行われています。
例えば、同世代とみられるSnapdragon 8 Elite Gen系(SD8G5)は、
- シングルコア:約3588
- マルチコア:約10207
とされており、Tensor G6は
- シングル性能はほぼ同等か、わずかに上回る可能性
- マルチ性能は約25%前後劣る水準
といった位置付けになります。
また、Apple系やExynos系の上位チップと比較すると、
- シングル性能は同等クラス
- マルチ性能は2〜4割程度下回る可能性
とされており、依然としてマルチコア性能では差が残る構図です。
Pixelの方向性は変わらず?
今回の試算を見る限り、Tensor G6は絶対的なベンチマーク性能でトップを狙うというよりも、
- シングル性能の強化
- AI処理や最適化とのバランス
といった、これまでのPixelシリーズの方向性を踏襲した進化になる可能性が高そうです。
特に近年はAI処理性能や電力効率の重要性が増しており、単純なスコア以上に実使用での体験が重視される傾向にあります。
今回の数値はあくまでリークベースの理論値ではありますが、もしこの通りの性能が実現すれば、次世代Pixelは大きな進化を遂げることになりそうです。正式発表でどこまで近い結果が示されるのか、今後の続報に期待が高まります。
