
スマートフォンの価格が、今春から大きく動きそうです。業界関係者の情報によると、3月以降にAndroidフラッグシップモデルを中心とした大幅な値上げが予定されており、世界市場で最大30%規模の価格上昇が見込まれています。
背景にあるのは、メモリチップ価格の急騰です。これまでメーカー側が吸収してきた部品コストの上昇分が、いよいよ製品価格へ転嫁される段階に入ったとみられています。
フラッグシップは約30%上昇の可能性
著名リーカーのDigital Chat Stationが警鐘を鳴らしており、市場調査会社Counterpoint ResearchやIDCの最新データも同様の傾向を示しています。
2026年モデルのフラッグシップ端末は、前年モデルと同等構成でも300〜1000元ほど高くなる可能性があるとのことです。特に中国市場では3月以降に発売される新機種の価格が15〜25%上昇する見通しで、これが世界価格の基準にも影響を与えるとされています。
大容量モデルはさらに値上げ幅拡大
影響が大きいのは512GBや1TBといった大容量モデルです。いわゆるストレージ増量分の価格差が拡大し、最大で2000元近い上昇が見込まれています。
メモリおよびストレージ関連部品の価格上昇が直撃している形で、上位構成を選ぶほど割高感が強まる可能性があります。
既存モデルも例外ではない
値上げは新製品だけにとどまりません。Xiaomi、vivo、OPPO、Honorといった主要ブランドでは、すでに販売中のモデルについても価格改定を検討していると報じられています。
部品コストの上昇が長期化しているため、在庫モデルであっても価格維持が難しくなっているとみられます。
世界平均も上昇へ
Counterpointの予測では、2026年の世界平均スマートフォン価格は前年比6.9%上昇する見込みです。ただし、中国市場ではそれを大きく上回る値上げが見込まれており、結果的にグローバル市場全体の価格帯も押し上げられる構図になっています。
近年続いていた比較的手頃な価格でのスペック向上は、一時的に足踏みする可能性があります。
買い替えを検討している場合は、価格改定前のタイミングが重要になるかもしれません。特にフラッグシップモデルや大容量版を狙っている場合、今後はこれまでの価格水準での購入が難しくなる可能性があります。

