
中国の主要イメージセンサーメーカーが、次世代フラッグシップ向けの高解像度カメラハードウェアを準備していることが明らかになりました。リーク情報によると、SonyやSamsungと直接競合できる200MP級センサーや、1インチサイズの50MPセンサーなどが開発中とのことです。
中国メーカーの新型センサー
有名リーク情報提供者のDigital Chat Station氏によれば、SmartSensとOmniVisionは複数の次世代センサーを開発しており、その中には200MPモデルが複数含まれています。また、LOFIC技術を活用した設計もあり、光量の少ない環境でもダイナミックレンジを向上させることが狙いです。
具体的には、SmartSensのSCC80XS、OmniVisionのOV52A・OV52Bが200MPで1/1.28インチフォーマットとなっており、ペリスコープ望遠カメラ向けに最適化されています。リークでは、中国の上位5ブランドのうち3社がすでにこれらのセンサーを次期端末でテスト中とされています。
プレミアム向けや大口径センサーも
さらに、SmartSensは上位モデルとしてSCC90XSも準備中とされ、こちらは次世代LOFIC対応の200MPセンサーで、超プレミアムフラッグシップ向けのメインカメラとして位置づけられているとのことです。
また、より大型の1インチセンサーも2モデル(SC5A6XS、SC5E0XS)が開発中とされ、50MP解像度でLOFIC技術を強化した設計です。これらが量産されれば、低照度性能やディテール表現の向上を重視した次世代フラッグシップ端末に搭載される可能性があります。
中国メーカーの追い上げと今後の展望
モデル名からもわかる通り、「SC」はSmartSens製、「OV」はOmniVision製を示しています。すでに2025年10月に登場したSCC80XSは、22nm積層プロセスを採用し、0.61μmピクセルで高度なHDRやオートフォーカス機能に対応しています。
これらのリーク情報を総合すると、中国メーカーが既存の大手センサー企業との差を急速に縮めつつあることがわかります。もしこれらのセンサーが広く採用されれば、2026年のフラッグシップスマートフォンのカメラ性能に大きな影響を与えることになりそうです。

