
ソニーの2026年向けスマートフォンラインナップについて、新たな動きが見えてきました。すでに確認されている2つのOEM IDから、来年は少なくとも「Xperia 1 VIII」と「Xperia 10 VIII」の2機種が投入される可能性が高いと見られています。
その中でも注目されているのが、次期ミッドレンジモデルとなるXperia 10 VIIIのメモリ構成です。最新の情報では、RAM容量が引き下げられる可能性が浮上しています。
Xperia 10 VIIIのRAMは6GBに戻る可能性も
海外の情報提供者がWeiboに投稿した内容によると、今年8GB RAMを搭載していた複数のミッドレンジ機の後継モデルが、来年は6GB構成、もしくは6GBと8GBの2種類で展開される可能性があるとのことです。

xiaomi、Oppo、vivo、motorola、sonyなど、今年8GB搭載したミッドレンジモデルの多くの後継機モデルは6GBになるか、6GBと8GBの両方が展開される。
その投稿には、XiaomiやOPPO、vivo、Motorolaといった中国系メーカーと並んで「SONY」の名前も含まれており、この点が大きな注目を集めています。ソニーの現行ミッドレンジモデルはXperia 10シリーズのみであるため、この情報が事実であれば、Xperia 10 VIIIのRAM仕様にも影響が及ぶ可能性があります。
8GBへ引き上げたばかりのRAMが再び変更か
Xperia 10シリーズのRAMは、Xperia 10 III以降しばらく6GBで据え置かれていましたが、最新モデルのXperia 10 VIIで8GBへとアップグレードされたばかりです。なお、Xperia 10 VIについても、地域によっては8GB RAMモデルが存在していました。
それだけに、次世代モデルで再び6GBに戻る、あるいは6GBと8GBの併売になるとすれば、やや意外な動きと言えそうです。
国内市場では価格とのバランスが鍵に
国内では現在も6GB RAMを搭載したミッドレンジモデルが複数販売されており、6GB/8GBモデルの両方が展開されても価格設定次第ではこれが必ずしもマイナスになるとは限りません。ただし、仮に日本向けが6GBモデルのみとなり、価格が据え置き、あるいは値上げされるような場合は、評価を落とす要因になる可能性もあります。
メモリ需給の逼迫が背景に
背景には、世界的なメモリ需給の逼迫があります。近年はスマートフォンだけでなく、タブレットやパソコンも含め、幅広い製品がこの影響を受けると指摘されています。多くのメーカーが価格調整や仕様変更を迫られており、ソニーのXperiaシリーズも例外ではないようです。
Xperia 10 VIIIがどのような仕様と価格で登場するのかは、今後の正式発表を待つ必要がありますが、2026年モデルはコストと性能のバランスがよりシビアに問われる世代となりそうです。

