
ソフトバンクが取り扱うシャオミのハイエンドスマートフォン「Xiaomi 14T Pro」が大幅に値下げされ、端末本体価格が60,480円となっています。発売時から見ると半額以下となる水準で、ハイエンド級の性能を備えたモデルとしては異例の価格設定です。
発売時から半額以下、今回が3度目の値下げ
Xiaomi 14T Proは、2024年11月末に日本で発売され、当初の価格は124,560円でした。その後、2025年3月頃に最初の値下げが行われ、価格は9万円台へと引き下げられています。今回の値下げは3度目にあたり、発売時と比べると実質的に半額以下まで下がったことになります。
このタイミングでの大幅な価格改定は、在庫調整だけでなく、製品ラインアップ全体の切り替えを意識した動きと見られます。
Xiaomi 15T Proの国内投入が価格改定の背景か
今回の値下げの背景として考えられるのが、最新モデル「Xiaomi 15T Pro」の日本発売です。後継機が登場したことで、旧世代となった14T Proの位置づけが見直され、価格面での競争力を一気に高める判断が取られた可能性があります。
ただし、性能面では依然として見劣りする部分は少なく、単なる旧モデルという印象には収まりません。
おサイフ対応のProモデル、無印14Tとの違い
Xiaomi 14T Proは、無印のXiaomi 14Tとは異なり、おサイフケータイ、Felicaに対応しています。国内向けモデルとして重要視されるこの機能に対応している点は、日本市場で使ううえで大きな強みです。
ハイエンド志向でありながら、日常利用の利便性もしっかりと確保されている点がProモデルならではの特徴と言えます。
Dimensity 9300+搭載で今でも十分な処理性能
チップセットには、MediaTekのDimensity 9300+を採用しています。登場から時間は経っていますが、性能面では現在の準ハイエンドやアッパーミドルクラスの最新モデルと比べても大きな差はなく、ゲームや重い処理でも快適に動作します。
また、OSアップデートは4回保証されており、セキュリティ更新も含めて長期間安心して使える点も評価できます。
6万円で準ハイエンド級を選べる魅力的な選択肢
約6万円という価格で、Dimensity 9300+搭載、おサイフ対応、長期アップデート保証という条件を満たすスマートフォンが購入できると考えると、Xiaomi 14T Proのコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
最新モデルに強いこだわりがなければ、性能、機能、価格のバランスが取れた1台として、今あらためて注目すべき存在になっています。

