
Xiaomiは12月25日に中国で発表予定の新型フラッグシップモデル「Xiaomi 17 Ultra」について、公式デザインを初公開しました。発表に先立ち公開されたティザーポスターからは、これまでのUltraシリーズの流れを継承しつつ、外観を大きく洗練させたデザインが確認できます。
円形カメラモジュールを中心に据えた背面デザイン
Xiaomi 17 Ultraの背面でまず目を引くのが、中央に配置された大型の円形カメラモジュールです。モジュール中央にはLeicaのロゴがあしらわれ、同社とのパートナーシップを強く印象づけるデザインとなっています。従来モデル同様、背面左上にはUltraの表記が残されており、シリーズの象徴的な要素はしっかりと継承されています。
また、カメラバンプは前世代よりもわずかに抑えられており、全体として引き締まった印象です。これまで一部モデルで採用されていた背面サブディスプレイは搭載されず、シンプルさを重視した構成に変更されています。
フラットディスプレイ採用で統一感のあるフォルムに
前面デザインでは、エッジが緩やかに丸められたフラットディスプレイを採用した点が大きな変化です。曲面ディスプレイからの切り替えにより、端末全体のシルエットがすっきりとし、よりモダンで実用性を意識した印象を受けます。
フレーム形状との一体感も高く、角の丸みが強調されたことで、見た目の柔らかさと高級感の両立が図られています。
操作性を意識したボタン配置の変更
側面のボタン配置にも細かな改良が加えられています。音量ボタンは独立した円形キーとして分離され、視覚的なアクセントになると同時に、指先での識別性や押しやすさの向上が期待されます。デザイン性だけでなく、日常使用での操作感にも配慮した変更と言えそうです。

カメラ重視路線を象徴する外観に
Xiaomiは本モデルを次世代のナイトフォトグラフィーを象徴する存在と位置づけており、その思想はデザインにも色濃く反映されています。大口径センサーや高倍率望遠を収めるための円形カメラモジュールは、単なる装飾ではなく、性能を前面に押し出した設計です。
ブラックとホワイトの2色展開が示されており、いずれも光沢感を抑えた落ち着いた仕上がりとなっています。
フラッグシップらしい存在感を強めたXiaomi 17 Ultra
Xiaomi 17 Ultraは、従来の個性を保ちつつ、余分な要素を削ぎ落としたことで、より完成度の高い外観へと進化しました。カメラ性能を象徴する円形モジュール、フラット化されたディスプレイ、操作性を意識したボタン設計など、細部に至るまで統一感のあるデザインが特徴です。
正式発表ではカメラ性能や仕様の詳細が明らかになる見込みですが、少なくとも外観デザインに関しては、Ultraシリーズの新たな方向性を示す1台となりそうです。


