Xperia 1 VII/10 VIIの慢性的な在庫不足、背景に「外部OEM生産」の影響か

2025年モデルのXperiaが国内外で品薄状態に陥っています。特にSIMフリー版のXperia 1 VIIとXperia 10 VIIは発売直後から在庫が不安定な状態が続いており、ユーザーからは不満の声も上がっています。そんな中、この供給不安の裏側に関する興味深い話が浮上しています。

2025年のハイエンドは中国OEM生産へ移行

Reddit上でも、台湾のソニー関係者から聞いたとされる“噂話”として、OEM生産ではソニー自身が細やかな供給調整を行えず、需要に応じた柔軟な増産が難しい可能性が指摘されていました。ただし、この情報はあくまでカジュアルな会話の中で出た話であり、確証があるわけではありません。

ソニーは長年、フラッグシップモデルとなるXperia 1シリーズをタイの自社工場で製造してきました。しかし今年のXperia 1 VIIでは方針を転換し、中国の華勤技術(Huaqin Technology)へ製造を委託。ハイエンドモデルとしては異例のOEM生産に切り替えています。

この変更後、メーカー直販のSIMフリー版は発売以降、常にいずれかの構成・カラーが欠品状態となり、全バリエーションが同時に在庫ありになるタイミングはほぼありません。過去にも一時的な品薄はあったものの、ここまで長期にわたる供給不足はシリーズ初といえる状況です。

しかしXperia 10 VIIも同様の品薄…説明に矛盾も

一方で、この「OEM生産による供給調整の難しさ」という説には矛盾点もあります。というのも、同じく在庫が不安定なXperia 10 VIIシリーズは以前から中国でのOEM生産を続けているためです。

仮にOEM方式が原因なら、過去のXperia 10シリーズでも同じような品薄が起きていたはずですが、Xperia 10 IV・V・VIなどでは今回のような深刻な供給不足はほとんど見られませんでした。この点を踏まえると、OEM生産だけが在庫問題の主因とは言い切れず、他の要因が絡んでいる可能性も考えられます。

在庫不足の背景に何があるのか

今年のXperiaに起きている供給不安は、例年以上に複雑な事情が絡んでいるようです。製造体制の変更に加え、需要の読み違い、部材供給の遅延、またはモデルごとの生産優先度など、複数の要因が影響している可能性があります。

ソニーがどのようにこの状況を改善していくのか、そして次期モデルで安定供給を実現できるのか、ユーザーの注目が集まっています。


スポンサーリンク
スポンサーリンク
XperiaXperia 1 VIIXperia 10 VII
スポンサーリンク
Sumahodigestをフォローする
スポンサーリンク