
GoogleがPixel 10シリーズ向けに展開した新しい「Quick Share」拡張アップデートをきっかけに、Wi-Fi接続が突然切れるという不具合がユーザーの間で広がっています。Pixel 10専用の新機能として注目されていたアップデートですが、今のところ期待とは裏腹にトラブルが表面化しているようです。
共有メニューを開いただけでWi-Fiが途切れる?
問題が報告されているのは、Quick Shareの拡張機能(バージョン1.0.815689706)。Google公式フォーラムやRedditでは、共有メニューを開いた瞬間にWi-Fiが切断され、そのまま再接続できなくなるという声が複数寄せられています。
あるユーザーは、ファイルを送ろうとしてQuick Shareメニューを表示した途端、Wi-Fiがオフになったような状態になり、ネットワーク一覧には自宅のWi-Fiが表示されるものの接続できなかったと報告しています。同様の症状はPixel 10 Pro XLでも確認されており、拡張機能の更新直後から不具合が出始めたという証言もあります。
技術的な原因はApple仕様との“衝突”?
不具合の背景について、ネット上では「プロトコルの競合」が原因ではないかという見方が出ています。PixelシリーズのWi-Fiチップは通常、Wi-Fi Directに最適化されていますが、今回のアップデートではApple独自のAWDLプロトコルに似た動作をエミュレートしている可能性があり、これが接続の不安定さを招いているという指摘です。
Quick Shareは、GoogleがAirDropとの互換性を高めることを目的とした新しい取り組みのひとつでしたが、その裏側でハードウェアレベルの負荷や衝突が発生している可能性が高そうです。
現時点で試せる回避策
Googleからの公式アナウンスはまだありませんが、ユーザーの間では以下の暫定対処法が共有されています。
・拡張機能の更新を削除する
「設定 > アプリ > すべてのアプリ」から「Quick Share extension」を選び、「アップデートのアンインストール」を実行することで、問題が解消するケースが確認されています。
・Quick Share使用時にWi-Fiを手動でオフにする
どうしてもiPhoneへ共有したい場合は、Quick Shareを開く前にWi-Fiをオフにする方法があります。この場合、Bluetoothもしくはモバイル通信で転送が行われます。ただしWi-Fi復帰には再起動が必要になる場合があります。
今後の対応に注目
今回の不具合について、Android CentralはGoogleに問い合わせ中とのこと。Pixel 10は発売直後からソフトウェア関連の問題が繰り返し報告されており、今回も早期の修正対応が望まれます。
Wi-Fiが不安定になっているユーザーは、アップデートの削除や一時的な回避策を利用しつつ、Googleの続報を待つのが良さそうです。
