
Qualcommが今年9月に発表した最新フラッグシップ向けチップセット「Snapdragon 8 Elite Gen 5」。その後、性能を抑えた無印版「Snapdragon 8 Gen 5」も投入され、各メーカーから搭載機種の情報が徐々に出そろい始めています。そんな中、モトローラが近く同チップ搭載モデルを発表する見通しであることが判明しました。
コードネーム「Urus」の新型が8 Gen 5を採用
今回の情報源は、モトローラ関連のリークで知られるEvan Blass氏。同氏によると、モトローラが現在開発している新モデル「Urus」は折りたたみではない通常型のフラッグシップで、Snapdragon 8 Gen 5を採用するとのことです。
Qualcommもモトローラから同チップ搭載機が「まもなく発表される」と明らかにしていたものの、これまでブランド側からは正式な言及はありませんでした。

また、Blass氏は「Urus」が最終的に「Edge 70 Ultra」として発売される可能性が高いと指摘しています。一方で、上位のElite Gen 5を採用したモデルとしては、折りたたみシリーズの最新作「Razr 70 Ultra」が候補とみられています。
現行「Edge 70」シリーズの概要
参考として、現時点でのEdge 70シリーズにはベースモデルの「Edge 70」1機種のみがラインナップされています。こちらは10月に発表されたばかりのモデルで、主な仕様は以下の通りです。
- Snapdragon 7 Gen 4搭載
- 6.7インチ/120Hz/1,220pディスプレイ
- 4,800mAhバッテリー
- 50MPカメラを前面1基、背面2基搭載
ミドルレンジながらディスプレイ品質やカメラ構成など、バランス重視のモデルとなっています。
Edge 70 Ultraはシリーズ本来の“ハイエンド枠”に?
もし「Urus」がEdge 70 Ultraとして登場するのであれば、シリーズとしては久々に“本格フラッグシップ”が復活する形となります。Snapdragon 8 Gen 5はOnePlus 15Rなど他社最新機にも搭載されるチップで、性能面は現行Androidのトップクラス。モトローラがこれをどう仕上げてくるのか注目されます。
正式発表はまだ明かされていませんが、チップ供給元であるQualcommが言及していること、そして著名リーカーから具体的な情報が出ていることを踏まえると、発表はそう遠くなさそうです。


