カメラのAI編集「使っていない」が7割超──Galaxyユーザー調査で判明

スマートフォンのカメラは年々進化し、サムスンも「Galaxy AI」を掲げて多彩な編集ツールをスマホに搭載しています。しかし、その努力とは裏腹に、ユーザーの多くが肝心のAI機能を利用していないことがわかりました。

“86%が写真に不満”なのに使わない理由

サムスンが欧州で行った調査によると、Galaxyユーザーの86%が写真の中に不要な人物や物が写り込むなど、何らかの“欠点”を気にしていると回答しました。にもかかわらず、そのうち74%はAIによる編集機能を一度も使ったことがないと答えています。

Galaxyには、写真内の人物を動かしたり、物体を消したり、サイズを変えたりできる「Generative Edit(生成編集)」など、強力な画像加工機能が用意されています。にもかかわらず、この結果はユーザーが“存在や使い方を知らない”可能性が高いことを示しています。

「写真に集中できない」からAIに任せられるはずが…

SamsungはGalaxy AIについて、「撮影時にこだわりすぎず、後編集に任せることで体験を邪魔しない」ことを狙いのひとつとして掲げています。実際、調査では57%のユーザーが、写真撮影に集中すると体験が損なわれると感じていると回答。撮影後にAIで修正するスタイルは、本来ユーザーのストレスを軽減するためのものです。

しかし現状では、Galaxy AIがその役割を十分に果たせていない可能性があります。

原因は「知られていない」だけ?

低い利用率の要因として指摘されているのが「発見しづらさ」。高度な編集ができるにも関わらず、その機能が標準ギャラリーアプリの中に隠れる形で存在しているため、ユーザーの目に留まりにくいのではないかと考えられています。

調査規模には課題も

今回の調査対象は500人の欧州ユーザーのみで、サンプル数は多いとは言えません。また、米国市場などには当てはまらない可能性もあります。不確かな部分があるとはいえ、サムスンが抱える課題が浮き彫りになったことは確かでしょう。

ソース

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