サムスン、24Gb GDDR7メモリを量産開始 最大36Gbpsの超高速モデルもサンプル出荷

サムスン電子は、次世代グラフィック向けの GDDR7メモリチップ(24Gb/3GB) の量産を正式に開始しました。今回ラインナップに含まれるのは、NVIDIAが次世代GPUで採用予定とされる 28Gbps版 で、すでに同社のウェブサイトに「Mass Production(量産中)」として掲載されています。

RTX 5090に登場した「3GBチップ」がついに製品化

今回量産入りしたのは、GeForce RTX 5090の公式ティザー映像にも映り込んでいた 3GBのGDDR7チップ です。型番「K4VCF325ZC-SC28」と確認されており、NVIDIAが採用するハイエンドモデル向けメモリとして注目されていました。

同チップは 28Gbps で動作し、RTX 50シリーズの大半に使用されていると見られています(例:RTX 5090/RTX 5070 Superなど)。一方、RTX 5080シリーズのみ 30Gbps版 を採用するとの情報も報じられています。

32Gbps・36Gbpsの上位モデルは「サンプル出荷」状態

今回の発表では、さらに高速な 32Gbps版36Gbps版 のGDDR7が存在することも判明しています。これらはまだ量産段階には至っておらず、「Sampling(サンプル出荷)」としてラインナップされており、今後のNVIDIA製品や他社GPUに搭載される可能性があると見られています。

業界では、これらが RTX 50 Superシリーズ など、メモリ帯域強化を狙うモデル向けに採用されるのではないかと噂されています。

DRAM価格高騰でGPUスケジュールに影響も

一方で、現在はDRAM価格の高騰が続いており、影響を受けたNVIDIAの RTX 50 Superシリーズの発売が2026年第3四半期へ遅延 する可能性が指摘されています。製品開発自体は進んでいるものの、価格面での調整が必要とされているようです。


次世代GPUの性能を左右するメモリ帯域と容量。その鍵となる GDDR7の量産が本格化したことで、2026年以降のGPU競争がさらに激化することは確実 です。今後、より高速な32Gbps版・36Gbps版がどのグラフィックカードに搭載されるのか、引き続き注目する必要がありそうです。

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