
Xiaomi系ブランドのRedmiが、次期フラッグシップ向けに200メガピクセルの大型カメラセンサーを試験していることが分かりました。中国の著名リーカーDigitalChatStationが、Weibo上で明らかにした情報によるものです。同氏によれば、Redmiは1/1.56インチの「HP5」や1/1.4インチの「HPE」といったCMOSセンサーに加え、ペリスコープ望遠カメラや未発表の新型センサーを組み合わせてテストしているとしています。
Redmi専用に最適化された新センサー「HPE」
リーカーの情報によると、HPEセンサーは既存の「HP9」を改良した新型で、Redmi向けにカスタム調整された専用仕様になると報じられています。一部ではVivoの「HPB」と関連するとの見方もありましたが、今回の内容からHPEはXiaomi専用品と考えられます。
スマートフォンのイメージセンサーは、近年1インチセンサーが注目を集める一方、より現実的な高性能帯として1/1.4インチ〜1/1.56インチクラスがミドル〜ハイレンジの標準になりつつあります。低価格帯でも競争力を高めながら、撮影性能を伸ばすRedmiらしい戦略と言えるでしょう。
200MP+ペリスコープ望遠搭載で「K Ultra」ライン強化へ
テスト段階の仕様として、次期Redmiフラッグシップには以下の特徴が見込まれています。
- 200MPの大型メインセンサー(HP5またはHPE)
- 光学ズームに対応するペリスコープ望遠レンズ
- AI処理と画像最適化技術の強化
これらの構成から、次期モデルは「Redmi K Ultra」シリーズに属する可能性が高いと見られます。現行の最上位モデル「Redmi K90 Pro Max」は、全カメラに50MPセンサーを搭載していますが、次期モデルでは一気に200MPへと引き上げられることになり、大幅な画質向上が期待されます。
カメラ競争は200MP時代へ
200MP級センサーの採用は、単なる画素数競争ではなく、計算処理技術(コンピュテーショナルフォト)の進化を背景にしたものです。特に夜景、望遠、細部描写の改善が期待され、複数メーカーが同分野への投資を強めています。
こうした動きにより、ユーザーは今後、より鮮明な写真撮影や高度なズーム撮影を、手頃な価格帯のスマホでも楽しめる可能性が高まっています。Redmiがどこまで価格を抑えつつ高性能を提供するのか、今後の展開に注目したいところです。
