AQUOS sense9で「また」アップデート停止へ 前回のAndroid 15中断に続き、着信不具合が原因か

シャープは11月19日、スマートフォン「AQUOS sense9」に向けて提供していた最新ソフトウェアアップデートを停止したと発表しました。理由は「確認すべき項目が検知されたため」としていますが、当サイトで先日取り上げた画面オフ時に着信が即切断される不具合が報告されており、これが停止の背景にあるとみられます。

AQUOS sense9は今年、Android 15アップデートでも不具合発生により配信が途中停止する事態があり、今回で2度目のアップデート中断となります。


ドコモ版・SIMフリー版ともに配信停止

アップデート停止の対象モデルは以下の通りです。

  • AQUOS sense9 SH-53E(ドコモ版)
  • AQUOS sense9 SH-M29(SIMフリー版)

停止対象となったのは、11月10日および12日に配信された更新で、再開時期は「決まり次第告知」と案内されています。


「画面オフで着信が鳴る前に切れる」深刻な通信トラブル

今回の不具合は、マナー設定中に画面がスリープ状態だと着信が鳴る前に即切断されるというもの。発生条件が限定されているとはいえ、電話の基本使用に影響する深刻な内容です。

  • 【受ける側】履歴だけ残り、呼び出しに気づけない
  • 【発信側】ワンコールで切断されたように見える
  • 【再現率】「ほぼ100%」と報告する声も

画面が点灯している場合や音が鳴る設定時は正常に動作するため、ソフトウェア処理の不具合と考えられています。


「またか」 Android 15に続き2度目の停止

AQUOS sense9では、春に配信されたAndroid 15アップデートでも不具合により途中停止となりました。今回の不具合はビルド番号「02.00.13」適用後に多発しているとされ、ユーザー側の対処(アプリのストレージ消去、迷惑電話設定の変更、再起動など)では完全な解決は難しい状態です。

ドコモ版だけでなくSIMフリー版でも同様に発生している点から、キャリア起因ではなく、システム的な問題とみられます。


生活に直結するトラブル、ユーザーの不安も

着信に気づけず仕事に支障が出た、ポケットに入れている間に勝手に切れてしまうなどの声が寄せられています。前機種の不具合経験から買い替えたユーザーもおり、「信頼性」に対する不満や不安も見られます。

AQUOS senseシリーズは国内で人気の“堅実スマホ”として支持されてきましたが、立て続けのアップデート停止はブランドイメージにも影響しかねません。今回の一時停止が改善に向けた対応だとすれば、早急な修正アップデートの提供が不可欠と言えるでしょう。

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AQUOSAQUOS sense9不具合・バグ
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