
サムスンが10月に発表したXRヘッドセット「Galaxy XR」に続き、より身近なスマートグラスがラインナップに加わる見込みです。複数の情報筋によると、サムスン初となるXRグラスがすでに開発段階にあり、2026年に発売される可能性が高まっています。
型番「SM-O200P」確認で“ヘッドセットではない”ことが判明
今回明らかになった新製品の型番は「SM-O200P」。Galaxy XRの「I」と異なり、頭文字が「O」となっている点がポイントで、ヘッドセットではなく“グラス型”のデバイスであることが示唆されています。
まずは「画面なし」モデル 2026年発売予定
過去のリークでは、サムスンはまずディスプレイを持たないモデルを2026年に投入し、その翌年にはディスプレイ内蔵モデルを追加する構想を持っているとされています。これはMetaが展開するRay-Ban Smart Glassesの方向性に近いもので、“日常に溶け込むスマートウェア”としての立ち位置になりそうです。
調光レンズ採用? カメラ・通信機能も搭載
初代モデルには、屋外では濃く、屋内では透明になる「調光レンズ(Transitions系)」の採用が検討されている模様です。TransitionsはRay-Banを展開するEssilorLuxotticaの商標であり、同社の技術が採用されるかにも注目が集まります。
また、カメラ、Wi-Fi、Bluetoothに加えて、MetaのRay-Banにはないモバイル通信(セルラー接続)を備えるとされており、単体での接続性が期待できます。すでに商標として登録された「Galaxy Glasses」の名称がそのまま採用される可能性も高いとみられます。
スマートグラス市場はMetaやSnapなどが先行していますが、サムスンの参入により競争がさらに熱を帯びることになりそうです。Galaxy Glassesはまず米国で発売され、その後複数地域へ展開されるとの見方があり、正式発表に向け動きが本格化しつつあるようです。今後の続報に期待したいところです。

