
サムスンが開発中とされてきた“三つ折り”デバイスの正式名称がついに明らかになりました。
著名リーカーのEvan Blass氏によると、同社初のダブルフォルダブル型タブレットは「Galaxy Z TriFold」という名称で発売される見通しです。
「Galaxy G Fold」ではなく「Z」シリーズの一員として登場
これまで一部では、新シリーズ「Galaxy G Fold」として登場するのではないかとの噂もありましたが、今回の情報によりそれが否定されました。
「Galaxy Z TriFold」は既存のZシリーズの延長線上に位置づけられるデバイスで、ライバルとなるのはHuaweiの「Mate XTs」とみられます。
正式発表は2025年12月5日が予定されており、サムスンの折りたたみラインアップに新たな節目をもたらすモデルとなりそうです。
Snapdragon 8 Eliteを搭載か、カメラは2億画素センサー
Evan Blass氏の最新投稿によると、Galaxy Z TriFoldにはQualcomm製チップが採用されるとのこと。
具体的な型番はまだ不明ですが、最新フラッグシップのSnapdragon 8 Eliteを搭載する可能性が高いとされています。
また、メインカメラには2億画素センサーを採用し、高精細な撮影体験を実現する模様です。
大画面と高輝度ディスプレイ、薄型設計にも注目
ディスプレイ構成は、外側に6.5インチのカバースクリーン、内部に10インチの有機ELディスプレイ(AMOLED)を備える設計。
カバー画面は最大2,600ニトのピーク輝度を発揮し、屋外でも高い視認性を確保します。
メインディスプレイは1,600ニトに対応し、映像コンテンツも鮮やかに表示できるといいます。
バッテリー容量については、中国の情報筋が「5,600mAh」と伝えていたのに対し、Blass氏は「実効容量5,437mAh」と報告。カタログ値との差はありますが、いずれにせよ大型ディスプレイを支える十分な容量を備えているとみられます。
本体の厚みは最も薄い部分で3.9mm、最も厚い部分でも4.2mmに抑えられており、三つ折り構造ながらも驚くほどスリムな設計が特徴です。
サムスンは折りたたみスマートフォン市場をリードしてきましたが、「Galaxy Z TriFold」はその進化の集大成ともいえる存在です。


