Xperia 10 VII、ドコモ版に異例の早さで追加アップデート配信 音声収録ができない不具合を修正

NTTドコモは11月10日、Xperia 10 VII(SO-52F)向けに最新のソフトウェアアップデートを提供開始しました。今回の更新は、11月5日に配信されたAndroid 16アップデートから1週間も経たない段階での追加リリースとなり、異例のスピードでの修正対応となっています。


● 動画撮影時に音声が録音されない可能性を改善

案内によると、アップデートでは「品質改善」が実施されており、具体的な修正内容として「my daizの音声起動を有効にしていると動画撮影時に音声が録音されない場合がある」という不具合が改善されます。

Android 16適用直後、動画撮影時の音声トラブルはユーザー体験に大きく影響する可能性があるため、今回のアップデートが急ぎで配信された背景には、この問題の緊急性があったと推測されます。


● セキュリティパッチは更新なし、2025年10月のまま

通常、Androidスマートフォン向けのアップデートは不具合修正とともに最新のセキュリティパッチが含まれることが多いですが、今回の更新ではセキュリティパッチの更新はありません。アップデート適用後もセキュリティレベルは「2025年10月」のまま据え置かれています。

セキュリティ更新を伴わずに単体アップデートが配信されるのは珍しく、やはり今回の不具合が“セキュリティ更新を待たずに修正する必要がある”重要な案件だったと見られます。


● 更新方法と対象端末

今回のアップデートは、すでに11月5日から配信されているAndroid 16(OSバージョンアップ)を適用済みの端末が対象となります。更新時間の目安は約12分で、端末単体で5G/Xi/Wi-Fiいずれの回線でも実施可能です。

深夜帯(午前2時〜午前6時)に自動更新されるほか、「設定 → システム → システムアップデート」から手動で即時適用することもできます。最新ビルド番号は 72.1.A.2.81 となっているため、古い番号のままの場合は早めの更新が推奨されています。


Android 16アップデート直後というタイミングでの修正版配信は珍しく、ドコモおよびソニー側が迅速に対応した格好です。動画撮影を多用するユーザーにとって影響の大きい不具合であった可能性が高く、該当端末を利用中のユーザーは早めにアップデートしておくと安心です。

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