Xiaomi 17 Ultraとライカ・エディションの違いとは 約1万5千円差で得られる3つの特別仕様


Xiaomiの最新フラッグシップ「Xiaomi 17 Ultra」シリーズは、これまでのウルトラモデルとは一線を画す構成となっています。通常モデルに加え、写真愛好家やプロ向けに位置づけられた「Xiaomi 17 Ultra ライカ・エディション」が用意され、両者の価格差は約100ドル、日本円でおよそ1万5,500円とされています。基本性能は共通ながら、その中身には明確な違いがあります。

デザイン思想の違い 日常性か撮影特化か

通常のXiaomi 17 Ultraは、フラットな2Dディスプレイと極細ベゼルを採用し、厚さ約8.29mmのスリムな筐体に仕上げられています。ガラスやエコレザー素材を用いた洗練されたデザインで、日常使いの快適さを重視した構成です。

一方のライカ・エディションは、あえて厚みを約8.5mmとし、カメラユニット内部に機械的な要素を組み込んでいます。中フレームにはマニュアルフォーカスレンズを思わせるローレット加工が施され、高いグリップ感を実現。背面にはライカMシリーズをオマージュした専用ヴィーガンレザーが使われ、象徴的なレッドドットも配置されています。スマートフォンでありながら、カメラとしての存在感を強く主張する外観です。

操作感を変えるマスターズームリング

両モデルの最大の違いとも言えるのが、操作系です。通常モデルでは、ズームやフォーカス操作はすべてタッチ操作で行います。

これに対し、ライカ・エディションには「メカニカル・マスターズームリング」が搭載されています。カメラモジュール周囲に組み込まれた物理リングを回すことで、焦点距離やフォーカスを直感的に操作でき、画面を指で覆うことなく撮影に集中できます。操作の精度や感触は、ソフトウェア操作では得られない魅力と言えそうです。

画像処理ソフトはライカ専用仕様

ハードウェア面では、両モデルとも1インチサイズの「Light Hunter 1050L」センサーや2億画素のペリスコープ望遠カメラを搭載し、基本構成は共通です。

しかし、ライカ・エディションでは専用の「Leica Professional System」が用意され、通常モデルにはない撮影モードが利用できます。往年のCCDセンサーを再現した色味のモードや、コントラストを強調したモノクロ専用モード、35mmフィルムを意識した3:2のネイティブアスペクト比など、表現にこだわるユーザー向けの機能が揃っています。

国内展開の可能性にも注目

Xiaomi 17 Ultraについては、最近のXiaomi Japan公式Xでの投稿内容などから、日本国内での展開はほぼ確実な情勢となっています。一方で、ライカ・エディションが国内でも発売されるかどうかは、現時点では不透明です。仮に導入されれば、約1万5千円の価格差でどこまで撮影体験を重視するかが、ユーザーの選択ポイントになりそうです。

日常使いと完成度を重視するなら通常のXiaomi 17 Ultra、撮影体験そのものを楽しみたいならライカ・エディションと、両モデルは明確に役割が分かれています。国内向けの正式発表で、どこまで選択肢が用意されるのか注目されます。

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