
薄型スマホ市場に、また新たな有力候補が登場しました。
Huaweiは新モデル「Mate 70 Air」を発表し、先日話題になった「Motorola Edge 70」とともに、AppleのiPhone Airに真っ向から挑む姿勢を見せています。
薄さより“全部入り”を優先した仕様
Mate 70 AirはiPhone Airより1mm厚く、重量も約30%重いものの、その分スペックは非常に贅沢です。背面には4つのカメラを搭載し、バッテリー容量は6,500mAh。スリム路線のスマホとしては異例の大容量で、Huaweiは発表イベント中に「薄型化の代償を払わないデバイス」と自信を示しました。
高リフレッシュレート対応の大型ディスプレイ
ディスプレイはフルビューの広いアスペクト比を採用し、高リフレッシュレートにも対応。視野角の広さや発色をアピールしており、映像やゲーム用途にも強いとしています。
同じ薄型スマホでも、iPhone AirやSamsungの新モデルはバッテリー容量が控えめと指摘されがちですが、Huaweiはシリコン炭素系の新型セルを採用することで一気に差別化。急速充電は66Wで、日常使用を大きくカバーできるとして、最大50時間の利用が可能と謳っています。これはiPhone Airの約2倍にあたる数字です。
夜景に強い“主色カメラ”を含む4眼構成
リアカメラは以下の4構成。
- 50MPメインカメラ
- 12MP RYYB望遠カメラ
- 8MP超広角カメラ
- 1.5Mマルチスペクトルチャネル「レッドメープル主色カメラ」
特に、低照度向けに設計された“主色カメラ”が特徴で、夜景や室内撮影の画質向上を強調しています。
フロントはパンチホール式で、Motorola Edge 70と同じトレンド仕様です。
薄型スマホは長らく「軽さと薄さの代わりにスペックを犠牲にする」イメージがありましたが、Mate 70 Airはその常識を覆す構成になっています。Appleはすでに次世代iPhone Airの開発に着手していると噂されており、今回のHuaweiとMotorolaの動きは市場の競争をさらに活性化させることになりそうです。

