
Xperiaシリーズでは、今年発売された最新モデル「Xperia 1 VII」と「Xperia 10 VII」から、OSアップデートの提供回数が従来の3回から「4回」へと拡大しました。スマホの長期利用が一般化する中、ユーザーから望まれてきた改善の一つといえます。
しかし、当サイトがX(旧Twitter)で実施したアンケートでは、その評価はやや厳しめです。
■ アップデート4回は十分?アンケート結果は…
- 4回で十分 … 31.9%
- 5~6回は欲しい … 31.1%
- 7回提供してほしい(Pixel・Galaxy相当) … 35.5%
(回答数:257票)
「4回で十分」としたユーザーは約1/3にとどまり、それ以外の7割近くが「さらに増やしてほしい」と回答しました。
一方で、興味深いのは、もしアップデートが5回に増えれば、満足層が6割以上に達する可能性がある点です。最も望まれているのは「7回」ではあるものの、5回に増えるだけでも印象はかなり変わりそうです。
■ Xperiaのアップデートは確実に前進している
XperiaのOSアップデート回数は、この2年で明確な変化がありました。
| 機種 | OSアップデート回数 |
|---|---|
| ~2023年:Xperia 1 Vなど | 2回 |
| 2024年:Xperia 1 VI | 3回へ増加 |
| 2024年:Xperia 10 VI | 2回据え置き |
| 2025年:Xperia 1 VII / Xperia 10 VII | 4回へ増加 |
ハイエンド・ミドルの両ラインでアップデート回数を引き上げたのは、ソニーとして大きな転換点といえます。
■ 他社と比べるとどうなのか?
現在、競合メーカーの動向はかなり積極的です。
- Google Pixel ハイエンド:7回のOSアップデートを約束
- Samsung Galaxy 上位モデル:同じく7回
- 海外大手メーカー:5回をうたう製品が複数登場
こうした状況を見ると、Xperiaが4回に増やしたこと自体は前進である一方、ユーザーが “さらに” を求める理由も理解できます。
■ 来年さらに増える可能性は?
2年連続でアップデート回数を増やしたソニー。
- 2024年:3回へ
- 2025年:4回へ
この流れを考えると、来年の「Xperia 1 VIII」や「Xperia 10 VIII」で、提供回数がさらに拡大する可能性も十分ありそうです。
アップデートの長期化は、端末寿命を延ばし、買い替え頻度を下げることにもつながるため、ユーザーの満足度を大きく左右するポイントになっています。
■ まとめ
- Xperiaは今年からOSアップデートが「4回」へ増加
- ただしユーザーの7割は「もっと増やしてほしい」と回答
- 5回まで増えれば満足層は6割超えの見込み
- 他社は5回~7回が主流になりつつある
- ソニーは2年連続で回数を増やしており、来年さらに改善される可能性も
Xperiaユーザーにとって、来年のアップデートポリシーは大きな注目ポイントになりそうです。

