
中国スマートフォン市場は年末にかけて新製品ラッシュが続きそうです。国内認証情報から、Xiaomiが次期フラッグシップ「Xiaomi 17 Ultra」を準備していることが明らかになりました。
人気リーカー「Digital Chat Station(DCS)」によると、このモデルはなんと2種類のバリエーションで展開される見込みです。
■ 上位モデルは衛星通信をフル対応
認証プラットフォームに登録された型番は「2512BPNDAC」と「25128PNA1C」の2つ。両モデルともUWB(超広帯域無線)をサポートしますが、上位版はさらにTiantong衛星通話とBeidou短文通信に対応するとされています。
衛星接続を利用することで、圏外の山岳地帯や離島といった通常のネットワークが届かない環境でも通信が可能になります。テキスト送信だけでなく音声通話にも対応するため、災害時のバックアップ手段としても期待できる仕様です。
■ 大型カメラモジュールと2K/120Hzディスプレイ
外観については、背面に大きな円形カメラモジュールを採用するとみられています。
ディスプレイは6.8インチのフラットOLED、2K解像度、120Hz駆動とハイエンド仕様。さらにSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、ワイヤレス充電やIP68の防水にも対応する見込みです。バッテリーはXiaomi独自の「金沙江(Jinsha River)バッテリー」を採用し、高容量化と長寿命化を両立するといわれています。
■ 目玉はカメラ ― 超望遠とマクロに対応
カメラは5000万画素の大型センサーを採用し、インセンサーズームにも対応。さらに200MP(2億画素)ペリスコープ望遠を備え、複数の焦点距離をカバーしながらマクロ撮影にも使えるという、かなり挑戦的な構成になりそうです。
ダイナミックレンジと暗所性能の改善も予告されており、Ultraシリーズらしい“カメラ特化”路線は今回も健在といえそうです。
■ カラー・発売時期・予想価格
予想されているカラーバリエーションは
- ブラック
- ホワイト
- パープル
発売は中国の春節前になる可能性が高く、価格は**約6,000元(約845ドル)〜**と報じられています。
年末から来年初めにかけて、Huawei MateシリーズやRedmi Turbo 5など競合機も多数控えていますが、フラッグシップ市場ではXiaomi 17 Ultraが話題の中心になりそうです。衛星通信を備えたハイエンドAndroidとして、国内外の注目を集めるのは間違いなさそうです。
