
シャオミは、Redmi Note 15シリーズをグローバル市場向けに正式発表しました。その中でも最上位モデルに位置付けられるのが「Redmi Note 15 Pro+」です。中国版と外観デザインは共通ですが、グローバル版では仕様の一部が見直されています。欧州では価格499ユーロからの展開となります。
カメラ構成は大きく変更、2億画素センサーを採用
グローバル版Redmi Note 15 Pro+で最も大きな変更点となるのがカメラです。中国版は50MPメイン、50MP望遠、8MP超広角のトリプルカメラ構成でしたが、グローバル版では望遠カメラを省略し、デュアルカメラ構成へと変更されました。

代わりにメインカメラには2億画素のHPEセンサーを採用しています。超広角カメラは引き続き8MP仕様となっており、高解像度撮影を重視した構成へと方向転換した形です。
バッテリー容量はやや減少も、充電性能は向上
バッテリーについても仕様変更が行われています。中国版では7,000mAhの大容量バッテリーを搭載していましたが、グローバル版では6,500mAhに変更されました。それでも依然として大容量クラスであり、日常利用では十分なスタミナが期待できます。

一方で充電性能は強化され、急速充電は90Wから100Wへとアップデートされています。バッテリー容量の減少を補う形で、利便性が高められています。
ディスプレイや性能面は中国版を踏襲
ディスプレイは6.83インチのAMOLEDパネルを採用し、リフレッシュレートは120Hz、ピーク輝度は最大3,200ニトとされています。画面保護ガラスは中国版のDragon Crystal Glassから、Gorilla Glass Victus 2へと変更されました。
チップセットにはSnapdragon 7s Gen 4を搭載し、32MPのフロントカメラ、Dolby Atmos対応のデュアルスピーカー、防水防塵に対応する複数のIP規格など、ミドルレンジとしては充実した仕様となっています。
価格と発売時期
グローバル版Redmi Note 15 Pro+は3色展開となり、基本構成は8GB RAMと128GBストレージの組み合わせです。このモデルの価格は499ユーロに設定されています。上位構成となる12GB RAMと512GBストレージモデルは549ユーロです。
予約受付は2026年1月5日から開始される予定で、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって注目の一台となりそうです。
中国版とは異なる方向性を打ち出したRedmi Note 15 Pro+のグローバルモデルは、高解像度カメラと高速充電を重視する層に向けた選択肢として、存在感を放つモデルと言えそうです。


