
OPPOが中国で発表した最新フラッグシップ「Find X9」シリーズが、いよいよヨーロッパ市場へ上陸します。10月28日にバルセロナで正式発表が予定されていますが、それに先立ち価格や仕様の詳細がリークされました。今回の情報によると、シリーズは圧倒的なバッテリー性能とカメラ機能を備えつつ、SamsungやGoogleと真っ向から競合する価格設定になるようです。
欧州向け価格は約18万円から ― 上位モデルは23万円超に
リーク元のYTechBによると、Find X9の欧州価格は999ユーロ(約17万8,000円)、上位モデルの**Find X9 Proは1,299ユーロ(約23万1,000円)**になるとのことです。いずれも12GB RAMと512GBストレージを搭載し、フラッグシップとして十分な仕様を誇ります。
カラーバリエーションは、中国版よりも落ち着いたトーンが採用されており、Find X9は「チタンチャコール」と「グレー」、**Find X9 Proは「スペースブラック」「シルクホワイト」「チタンチャコール」**の3色展開。中国限定のレッドカラーは今回の欧州モデルには含まれないようです。
驚異のバッテリー性能 ― 最大7,500mAh&90W急速充電対応
EUのエネルギーラベリングデータベース(EPREL)に登録された情報によれば、グローバル版のバッテリー仕様は中国版と同一です。
- Find X9:7,025mAhシリコンカーボン電池、80W有線+50Wワイヤレス充電対応
- Find X9 Pro:7,500mAhバッテリー、90W有線急速充電対応
OPPOによると、Find X9は最大約69時間、Proモデルは約80時間の混合使用が可能とされており、同クラスのスマートフォンを大きく上回るスタミナを実現しています。
Dimensity 9500搭載 ― 高性能3nmチップで最大32%高速化
両モデルはMediaTekの最新3nmプロセッサー「Dimensity 9500」を搭載し、Android 16とColorOS 16で動作します。前世代比でシングルコア性能が最大32%向上しており、処理速度・省電力性能の両面で進化しています。
ディスプレイは、Find X9が6.59インチの120Hz AMOLED、**Find X9 Proが6.78インチのLTPO AMOLED(最大輝度3,600ニット)**を採用。明るい屋外環境でも視認性を確保します。
カメラはHasselblad監修 ― 200MP望遠を搭載した本格仕様
カメラ構成にも大きな違いがあります。Find X9 Proは
- 50MP Sony LYT-828メインカメラ
- 50MP超広角
- 200MP 3倍ペリスコープ望遠
- 50MPフロントカメラ
という4眼構成。一方のFind X9はペリスコープの代わりに50MP望遠カメラを搭載しています。どちらもHasselbladチューニングが施され、自然な発色と高いディテール再現が期待できます。
IP69対応&欧州市場再参入 ― Galaxy S25 Ultraの有力なライバルに
防水・防塵性能はIP69等級を取得しており、屋外での使用にも十分な耐久性を備えています。これにより、Find X9シリーズはSamsung Galaxy S25 UltraやGoogle Pixel 10 Proといったハイエンド勢と真っ向から競合することになりそうです。
今月末のグローバル発表で正式な発売日が明らかになる見込みですが、スペック・デザイン・価格の三拍子が揃ったこのシリーズは、欧州市場でOPPO復活の象徴となる可能性があります。

