
調査会社IDCによると、Motorolaは米国の折りたたみスマートフォン市場で約50%のシェアを獲得していることが明らかになりました。主力のRazrシリーズが好調で、SamsungやGoogleといった競合を上回る存在感を示しているといいます。
Motorolaは年内に新たなブック型折りたたみスマートフォンRazr Foldの投入も予定しており、市場での存在感をさらに強める可能性があります。
Razrシリーズが米国市場で強い存在感
この情報は、IDCのアナリストであるFrancisco Jeronimo氏とNabila Popal氏がMWCでRazr Foldを実際に体験した際のコメントとして紹介されたものです。
それによると、Motorolaは米国の折りたたみスマートフォン市場で約50%のシェアを占めているとのことです。折りたたみ機種を複数展開するSamsungや、ブック型モデルに注力するGoogleを上回る結果となっています。
Motorolaの折りたたみスマートフォンは、主に縦折りタイプのRazrシリーズが中心となっており、このラインアップが市場シェア拡大の大きな原動力になっているとみられます。
ラテンアメリカでもトップシェア
Motorolaの好調は米国だけにとどまりません。IDCのデータによると、ラテンアメリカの折りたたみスマートフォン市場でも約55%のシェアを獲得しているとされています。
一方で欧州市場では約13%とやや控えめな数字となっていますが、これらを合計すると世界の折りたたみスマートフォン市場全体で約14%のシェアに達するとのことです。
競合メーカーの規模を考えると、この数字は非常に健闘している結果といえそうです。
カラー展開や価格戦略が成功要因か
Motorolaが好調な理由について詳細な分析は示されていませんが、カラフルで個性的なデザインや、比較的手頃な価格帯のモデルを用意していることが大きな要因とみられています。
Razrシリーズは折りたたみスマートフォンとしては比較的手に取りやすい価格帯のモデルもあり、これがユーザー層の拡大につながっている可能性があります。
新モデルRazr Foldには課題も
一方、今後の展開にはいくつかの不安要素も指摘されています。その一つが、Appleが将来的に投入すると見られている折りたたみiPhoneの存在です。これが市場に登場すれば、業界全体の競争環境が大きく変わる可能性があります。
さらに、年内発売が見込まれるRazr Foldは、従来のRazrシリーズが持つ強みを十分に引き継いでいない可能性も指摘されています。リーク情報によると、本体カラーはBlackened BlueとLilly Whiteの2色のみで、これまでのようなカラフルな展開ではないとされています。
価格も約1999ユーロとされており、米ドル換算ではおよそ2312ドルとかなり高価な設定になる見込みです。
Motorolaは現在、折りたたみスマートフォン市場で確かな存在感を示していますが、新型モデルの戦略や今後の競争環境によっては、その勢いが試される局面も訪れることになりそうです。

