
サムスンの次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S26」シリーズの登場がいよいよ3か月後に迫っています。すでにリーク情報や噂が数多く出回っており、ラインナップ構成からカメラ、充電速度まで、さまざまな進化が期待されています。ここでは、これまでに明らかになっている9つの主な変化を整理して紹介します。
「Plus」復活か、「Edge」継続か
これまで「Galaxy S25 Edge」で販売不振が指摘されたことから、S26シリーズでは「Plus」モデルが復活する可能性が高まっています。これまで一部では「Edge」シリーズ継続説も流れていましたが、最近の情報ではサムスンが従来の3モデル構成(無印/Plus/Ultra)に戻す可能性が有力とされています。
ベースモデルが「S26 Pro」に改称の可能性
もうひとつ注目されているのが、これまでの標準モデル「Galaxy S26」が「Galaxy S26 Pro」としてリブランディングされるという噂です。仕様的には従来のベースモデルを踏襲すると見られていますが、名称変更によってシリーズ全体のポジショニングを整理する狙いがありそうです。
SnapdragonとExynosの“チップ分離”が復活?
Galaxy S25シリーズでは全世界でSnapdragon 8 Eliteを採用していましたが、S26シリーズでは再びSnapdragonとExynosの併用体制が復活する可能性が高いとされています。
現時点では、最上位の「Galaxy S26 Ultra」にSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、「S26 Pro」や「S26 Plus(またはEdge)」にはサムスン自社製のExynos 2600(2nmプロセス)が採用されるという見方が有力です。
新世代M14 OLEDディスプレイ搭載
「Galaxy S26 Ultra」には、新開発のM14 OLEDパネルが採用される見込みです。従来よりも明るく、省電力性が高く、寿命も向上しているとされ、すでに高評価を得ているGalaxyシリーズの画面品質をさらに押し上げることになりそうです。
ついに有線60W充電に対応か
長年、中国メーカーに遅れをとっていた充電速度も、ようやく大きな進化を迎える可能性があります。リークによると、Galaxy S26 Ultraは最大60Wの有線充電に対応する見込みで、従来の45Wから大幅なスピードアップとなります。
Qi2ワイヤレス充電を正式サポート
S26シリーズでは、次世代規格「Qi2」に正式対応すると見られています。従来の「Qi2 Ready」ではケース装着が必要でしたが、今回は完全対応型となる可能性が高く、特にUltraモデルやEdgeモデルに搭載されるとの情報があります。なお、一部でQi2対応によりSペンが省略されるとの噂もありますが、多くのリークではSペン搭載継続が示唆されています。
新デザイン採用 ― より薄く、丸みを帯びた外観に

S26 UltraおよびEdgeモデルでは、デザインが大幅に刷新されると見られています。カメラモジュールはよりスリム化され、Ultraモデルは角の丸みを強調することで、他のモデルとの統一感と握りやすさを両立。厚さも約7.8mmと、これまでよりもさらに薄型化するとのことです。
Ultraは200MPのソニー製新センサー搭載へ

カメラに関しては、全面的な刷新ではないものの、各モデルでセンサーが更新される見込みです。特に「Galaxy S26 Ultra」は、ソニー製の新しい200MPセンサーを搭載し、さらに可変絞り(バリアブルアパーチャ)にも対応する可能性があります。また、Edgeモデルには新しい50MP超広角カメラが採用されるという噂もあります。
Sペンもデザイン刷新、丸みを帯びた形状に
S26 Ultra用のSペンも新デザインになると見られています。端末本体の丸みを帯びた形状に合わせて、ペン自体もより滑らかなフォルムになるとのこと。これにより、描き心地や持ちやすさの向上が期待されます。
サムスンは例年1月〜2月に新型Galaxy Sシリーズを発表しており、S26シリーズも同様の時期に登場する見通しです。デザインやチップ構成の変更など、これまで以上に注目ポイントの多い世代となりそうです。