
Xiaomi傘下のRedmiが、中国国内で次期フラッグシップ「Redmi K90」シリーズの準備を進めているようです。公式発表はまだありませんが、シリーズ上位モデルとなる「Redmi K90 Pro」と見られる端末がGeekbenchデータベース上に登場し、発表が近いことを示唆しています。
Snapdragon 8 Elite Gen 5を確認、圧倒的な性能スコア
Geekbench上で確認された試作機は、型番「25102RKBEC」を持つ端末。正式名称は明記されていないものの、過去のリーク情報からRedmi K90 Proである可能性が高いとみられています。

同端末はシングルコアで3,559点、マルチコアで11,060点という非常に高いスコアを記録。CPU構成は3.63GHz駆動の6コアと、4.61GHz駆動の2コアを備え、GPUにはAdreno 840を搭載していることがソースコードから判明しています。これにより、最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5チップセットが採用されていることが事実上確認されました。
Android 16と16GB RAM、100W急速充電にも対応
さらに、Geekbenchの情報によるとテスト端末はAndroid 16を搭載し、メモリは16GB。マルチタスクやゲーミングでも余裕のあるハイエンド構成となっています。
また、同じ型番が以前、中国の3C認証サイトにも登録されており、そこでは100Wの有線急速充電に対応することが明らかになっています。バッテリー性能と充電スピードの両立を狙った設計と見られます。
発表は11月末頃か
前モデルであるRedmi K80シリーズが昨年11月末に登場したことを踏まえると、K90シリーズの正式発表も同時期になる可能性が高いと予想されます。Geekbenchへの登場を機に、今後Redmi公式からティザーや発表予告が相次ぐ展開になりそうです。
Redmi K90 Proは、Snapdragon 8 Elite Gen 5の実力を活かしたハイパフォーマンスモデルとして期待が集まっています。次世代Androidフラッグシップ競争の中でも、注目すべき一台となるのは間違いないでしょう。