Galaxy S22向け「Android 16」配信が一時停止に――更新からわずか1週間で中断、その理由は?


Samsungが「Galaxy S22」シリーズ向けに配信を開始したばかりのAndroid 16(One UI 8)アップデートが、開始からわずか1週間で一時停止されたことが明らかになりました。先週、欧州地域を皮切りに段階的に展開が始まったばかりでしたが、現在はサーバー上からOTAファイルが削除され、最新版の正式ファームウェアは再びOne UI 7に戻されています。


一部ユーザーで不具合報告、主にバッテリー関連か

今回のアップデート停止の理由について、Samsungから公式な発表はまだありません。しかし、RedditのGalaxy S22関連スレッドなどでは、更新後に「バッテリーの異常な消耗」などの問題を訴える声がいくつか上がっています。ただし、報告内容にはばらつきがあり、必ずしも全ユーザーに共通して発生しているわけではないようです。

また、今回の配信停止は欧州地域を中心に確認されていますが、インドなど他の地域でもアップデートが開始されていたとの報告もあります。一方で、米国向けモデルにはまだ配信されていなかったため、影響は限定的と見られます。


安定したアップデート運用への課題

今回の事態は、これまで比較的順調に進んでいたSamsungのAndroid 16アップデート計画における初の「つまずき」とも言えます。とはいえ、過去にも同様の一時停止は珍しくなく、致命的なバグや安定性の問題が見つかった場合に配信を止めるのは一般的な対応です。Samsungは問題の特定と修正を終えたうえで、数週間以内に配信を再開する可能性もあります。


Galaxy S22シリーズは2022年に発売され、発売当初から「4回のOSアップデートと5年間のセキュリティサポート」が保証されていました。Android 16はその最後のメジャーアップデートとなる見込みであり、今回の一時停止は慎重な品質確認の一環ともいえるでしょう。ユーザーとしては、再開のアナウンスを待ちつつ、当面は既存のOne UI 7環境での安定運用を続けるのが無難です。

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Android 16Galaxy
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