
モトローラが新型スマートフォン「Moto X70 Air」を正式発表しました。極薄ボディながらもバッテリー容量や耐久性を犠牲にしない設計が特徴で、同社のデザイン哲学を新たな形で体現したモデルとなっています。
6mmのスリムボディに4,800mAhバッテリーを搭載

Moto X70 Airの最大の魅力は、その薄さと軽さです。厚さはわずか6mmを切り、重量も159gに抑えられています。それでいて4,800mAhという大容量バッテリーを内蔵し、68Wの有線充電と15Wのワイヤレス充電に対応しています。参考までに、Galaxy S25 Edgeは3,900mAh、iPhone Airは3,149mAhにとどまっており、この薄さでこれだけの容量を確保している点は特筆すべきでしょう。
高輝度OLEDとデュアル50MPカメラ

ディスプレイは6.7インチのフラット型OLEDパネルで、解像度は1,220p+、リフレッシュレートは120Hzに対応。ピーク輝度は4,500ニトと高く、屋外でも優れた視認性を確保しています。画面内には50MPのセルフィーカメラを備え、指紋センサーも埋め込まれています。
背面カメラはサムスン製センサーを採用した50MPのメインカメラに加え、120°の超広角撮影が可能な50MPカメラを搭載。薄型ながらも写真性能を妥協していません。
デザインと耐久性にもこだわり



本体フレームには金属素材を使用し、落下時の衝撃にも耐える強度を確保。防水・防塵性能はIP68およびIP69に準拠し、高温の水流にも耐える設計です。カラーバリエーションはPantone監修による「ガジェットグレー」「リリーパッド」「ブロンズグリーン」の3色展開で、カメラリングや電源ボタンにはアクセントカラーがあしらわれています。
Snapdragon 7 Gen 4を採用、グローバル展開も視野
チップセットにはSnapdragon 7 Gen 4を採用し、12GBのLPDDR5Xメモリと最大512GBのUFS 3.1ストレージを組み合わせています。放熱性能を高めるために3Dベイパーチャンバーも内蔵。なお、microSDスロットやイヤホンジャックは非搭載です。
Moto X70 Airは現在、中国のLenovo公式サイトに掲載されていますが、価格はまだ未発表です。グローバルモデルは「Motorola Edge 70」として登場する見込みで、正式発表は目前とみられます。