
Xiaomiが中国で発表した最新フラッグシップ「Xiaomi 17 Pro」と「17 Pro Max」には、背面にセカンドディスプレイが搭載されています。発表直後は「単なるギミックではないか」との声も上がりましたが、phoneArenaが実施したアンケートによると、多くのユーザーはこの機能に価値を見出しているようです。
過半数が「ギミックではない」と回答
アンケート結果によれば、投票者のうち約56%が「背面ディスプレイは役に立つ」と回答。一方、「ギミックにすぎない」と答えたのは約30%にとどまりました。残りは「判断できない」という意見です。
新しい試みが発表されるたびに「革新か、それとも無駄か」が議論されますが、Xiaomiの背面ディスプレイは前者と捉える人が過半数を占めたことになります。
背面ディスプレイの実用性
Xiaomiはこの機能を「Dynamic Back Display」と呼び、単なる装飾ではなく日常的に使える仕組みを取り入れています。例えば以下のような使い方が可能です。
- テーマのカスタマイズ:時計表示、アニメーション壁紙、テキスト表示、さらにはバッテリー残量で表情が変わる「アニメーションペット」など。
- ゲーム機モード:専用の「Retro Handheld Console Case」と組み合わせると、物理ボタン付きでゲームを背面画面でプレイ可能。懐かしのゲーム機風体験が味わえます。
- カメラビューとして活用:背面ディスプレイをファインダーとして利用できるため、メインカメラで高画質なセルフィーを撮影可能。
- 通知の確認:移動情報や配車アプリ、フードデリバリー、音楽操作などを背面から確認可能。スワイプすれば全通知も閲覧できます。
- AIピン機能:QRコードやスケジュールなどを背面に固定表示し、ワンタッチでアクセス可能。
こうした機能により、メインディスプレイを点けずに済むシーンが増え、通知確認や軽い操作を効率化できる点が評価されています。
Xiaomiの狙いと今後の展望
Xiaomiが背面ディスプレイに託すのは「デザインの奇抜さ」だけではありません。スマホの使用時間増加が懸念されるなか、通知や必須情報を手軽に確認できる“サブの窓口”を設けることで、スマホの新しい使い方を提案しているのです。
今回のアンケート結果は、その狙いが一定の支持を得ていることを示しています。今後のアップデートで機能が拡張されれば、背面ディスプレイがスマホの新しい標準になる可能性もありそうです。