
ソニーの最新フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」において、ユーザーからゲームプレイ時の動作不良に関する報告が相次いでいます。特に、動作のカクつきや一時的なフリーズ、タッチ感度の不具合などが目立っており、ゲーム用途に期待していたユーザーから不満の声が上がっています。
軽いゲームでも発生する「プチフリ」
SNS上の投稿によれば、Xperia 1 VIIでは「パズドラ」のような軽量ゲームであってもプチフリ(短い停止)が発生するとのことです。検証結果からは、効果音をオフにすると改善されるケースがあり、MIUIやHyperOSで報告されているサウンド処理の割り込み問題と似た事象の可能性も指摘されています。
音ゲーやアクション系で顕著な問題
「プロジェクトセカイ(プロセカ)」では、同じ箇所で一瞬FPSが落ちる挙動が確認されており、特に音ゲーに敏感なユーザーにとっては快適性を損なう要因となっています。また「モンスト」ではプレイ中にフリーズするだけでなく、日常的な利用でも改札でのNFC反応が不安定との声もあり、全体的な安定性に課題がある印象です。
利用者の声:音量差やタッチ感度の不具合も
約1カ月間使用したユーザーからは、以下のような問題も挙げられています。
- ゲームと動画視聴時の音量差が極端
- 酷いときには20秒近いフリーズが発生
- タッチ感度が悪く、誤反応や反応しないケースがある
こうした複合的な不具合は、ゲーム体験だけでなく日常利用にも影響を及ぼしています。
一部では「設定変更」で改善例も
一方で、「ゲームエンハンサー」の設定を「バランス」から「パフォーマンス」に変更することでフリーズが解消されたとの報告もあります。根本的な不具合か、あるいは最適化不足による相性問題かは定かではありませんが、設定調整によって改善するケースがある点は注目に値します。
まとめ
Xperia 1 VIIは高性能スピーカーや最新ハードを備えたハイエンドモデルであるにもかかわらず、ゲーム用途においては安定性に疑問符が付く状況です。今後のアップデートによる改善が期待される一方で、現時点では設定の見直しや機能の調整が快適なプレイ環境を得るための暫定的な対処法となりそうです。