
Qualcommの最新フラッグシップチップ「Snapdragon 8 Elite Gen 5」が発表されたばかりですが、早くも次世代モデル「Snapdragon 8 Elite Gen 6」に関する情報がリークされました。今回の情報はHyperOSのコード内から見つかったもので、次期Xiaomiフラッグシップへの搭載が濃厚とみられています。
HyperOSコードから「SM8950」を確認
リーク情報によると、Snapdragon 8 Elite Gen 6は「SM8950」という型番でコード内に記載されており、これまでの進化の流れとも一致しています。

- SM8950 = Snapdragon 8 Elite Gen 6
- SM8850 = Snapdragon 8 Elite Gen 5
- SM8750 = Snapdragon 8 Elite Gen 4
- SM8650 = Snapdragon 8 Gen 3
- SM8550 = Snapdragon 8 Gen 2
- SM8475 = Snapdragon 8+ Gen 1
- SM8450 = Snapdragon 8 Gen 1
この連番からも、SM8950が確かに次世代Eliteシリーズの中心となるチップであることが裏付けられます。
モデムも進化 ― Snapdragon X90を搭載
HyperOSコードには通信モデムに関する記述もあり、Snapdragon 8 Elite Gen 6は新たに「Snapdragon X90モデム」を採用することが示唆されています。さらに、その次の「Elite Gen 7」にはSnapdragon X95モデムが搭載される予定で、世代ごとに通信機能が着実に進化していくことが予想されます。
現行のSnapdragon 8 Elite Gen 5
一方で、現行の「Snapdragon 8 Elite Gen 5(SM8850)」もすでに最高峰の性能を誇ります。TSMCの3nmプロセス(N3P)を採用し、2+6の新CPU構成によって
- CPU性能が20%向上
- 電力効率が35%改善
- 消費電力を16%削減
といった成果を実現。さらに、Adreno GPUの強化によりUnreal Engine 5での次世代表現にも対応し、Wi-Fi 7サポートやSnapdragon X85モデムによる高速通信も備えています。現在はXiaomi 17シリーズを中心に採用されています。
まとめ
Snapdragon 8 Elite Gen 6の早期リークは、Xiaomiが次期「Xiaomi 18シリーズ」でいち早く採用する可能性を強く示しています。通信モデムの進化とあわせ、次世代のモバイル体験はさらに高速かつ効率的になる見込みです。Snapdragon 8 Elite Gen 5で築いた性能的な期待を、Gen 6がどのように超えていくのか注目されます。