Pixel Buds Pro 2に大型アップデート 新機能「アダプティブオーディオ」やヘッドジェスチャー操作に対応

Googleは「Made by Google 2025」で発表していたPixel Buds Pro 2向けの大型アップデートを、9月25日より順次配信開始しました。今回のアップデートでは、新しい音声機能や操作方法が追加され、使い勝手がさらに進化しています。

環境に合わせて音量を最適化する「アダプティブオーディオ」

アップデート後のPixel Buds Pro 2では、ノイズキャンセリングや外音取り込みに加えて、新たに「アダプティブオーディオ」が選択可能になりました。これは周囲の環境に応じて自動で音量を調整し、音楽やポッドキャストを楽しみながら周囲の音も自然に把握できるようにする機能です。

歩行中や自転車での移動、電車内やジムなど、シーンを問わず臨場感を保ちながら安全性にも配慮できる点が特徴です。さらに、サイレンや工事音などの突発的な大きな音が発生した際には「ラウドノイズプロテクション」が自動で作動し、耳を保護してくれます。ただし銃声や爆発音、花火といった衝撃的な音への保護には対応していないと注意喚起されています。

Gemini Liveも強化

また、Googleの音声アシスタント機能「Gemini Live」も改良され、テレビや人混みなど騒がしい環境でもユーザーの声を優先的に認識できるようになりました。これはPixel 8以降のGoogleスマートフォンで利用可能となり、バックグラウンドノイズを効果的に抑制します。

ヘッドジェスチャーで通話やメッセージ操作

今回のアップデートでは、新たに頭の動きで操作できる「ヘッドジェスチャー」も導入されます。Pixel Budsアプリの[操作とジェスチャー]から設定可能で、内蔵センサーや加速度計を活用して通話やメッセージ操作を実現します。

着信時に頷けば応答、首を横に振れば拒否が可能です。また、メッセージを受信した際には頷くことで返信モードが起動し、音声入力で返答ができます。これらの機能はアップデート直後には利用できず、今後数週間かけて段階的に展開される予定です。

配信は本日より順次開始

Pixel Buds Pro 2の最新ファームウェアは「バージョン4.467」で、本日より順次配信されています。更新状況はPixel Budsアプリの[その他の設定]>[ファームウェアアップデート]から確認可能です。

今回の大型アップデートにより、Pixel Buds Pro 2は利便性と安全性をさらに高めたワイヤレスイヤホンへと進化しました。今後の段階的な展開によって、ユーザー体験がどこまで広がるのか注目されます。

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