OnePlus 15、グローバル展開を正式確認 — Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載と新カメラエンジンを発表

OnePlusは最新フラッグシップ「OnePlus 15」をグローバル向けに正式発表しました。注目点は、クアルコムの新世代チップ「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を搭載する点と、これまでのHasselbladとの協業を終了して自前のカメラ処理エンジン「DetailMax Engine」を導入する点です。今回の発表はQualcommのイベント(Snapdragon Summit)で行われ、中国向け仕様の一部も同時に披露されました。

新SoC採用で「性能とAI」が強化

OnePlus 15の心臓部には、Qualcommが発表したSnapdragon 8 Elite Gen 5が搭載されます。Qualcommは同チップについて、前世代比でCPU性能や電力効率、NPU(AI処理ユニット)の高速化をうたっており、映像処理やAI処理を強化するための新しい機能(例:Advanced Professional Video=APVコーデックのサポートなど)も盛り込まれていると説明しています。これにより、カメラやオンデバイスAI機能の表現力が一段と向上する見込みです。

カメラはHasselbladから「DetailMax Engine」へ

OnePlusはこれまでHasselbladと協業してきましたが、今回の世代からそのパートナーシップを終了し、自社開発の「DetailMax Engine」をカメラ処理の中核に据えると発表しました。公式フォーラムや関係発表によれば、DetailMaxは「解像感や細部の描写」を重視したエンジンで、これまでの色味やコントラスト志向とは一線を画す狙いがあるようです。親会社であるOPPOは引き続きHasselbladと協業を継続するため、グループ内での撮影戦略に変化が出る点も注目されます。

165Hz表示などディスプレイの強化、グローバル仕様は今後発表へ

中国向けに公開された情報では、OnePlus 15は165Hzの高リフレッシュレートディスプレイを採用すると明かされました。ただし、この仕様がそのままグローバル版(米国・欧州など)に反映されるかどうかは現時点で明言されていません。OnePlusは国内向けの先行発表を行うことが多く、今回は名前発表のタイミングも例年より早かったため、発売スケジュールが前倒しになる可能性も指摘されています。具体的な発売時期や販売地域ごとの仕様は、今後の公式アナウンスを待つ必要があります。

「OnePlus 15」の名称と今後の展開

今回の製品名は「OnePlus 15」で確定しています。中国市場では「4」という数字が忌避される文化的背景から、従来のナンバリングをスキップする例(過去の世代での例もあり)と同様の配慮があったと見られます。OnePlusは今後数週間にわたり、追加の仕様や販売情報を順次公開するとしており、カメラや画面、バッテリー、充電周りの詳細が明らかになるのはこれからです。

OnePlus 15は、Snapdragon 8 Elite Gen 5という“最新世代の性能基盤”と、社内開発のDetailMax Engineという“新たな表現方針”の両輪で、これまでのOnePlusと一線を画す試みを見せています。正式なグローバル発売時期や各地域の仕様、そして実機でのカメラ・パフォーマンスに関する検証結果が出揃うまで、注目度は高いまま推移しそうです。

ソース

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