
Android 16をベースにした「One UI 8」が各国で配信され始めたばかりですが、すでに次期アップデート「One UI 8.5」に関する情報が流出しています。正式発表はまだないものの、リークされたファームウェアから判明した新機能は、Galaxyユーザーにとって見逃せない内容となっています。
のぞき見防止の「プライベートディスプレイ」
新機能「プライベートディスプレイ」は、画面の視野角を制御することで周囲からののぞき見を防ぐ仕組みです。AIによる画素制御を行い、角度によっては画面が見えにくくなる仕様で、次期Galaxy S26 Ultraでの搭載が予想されています。ユーザーは複数のプライバシーレベルから選択できるといいます。
自動で迷惑電話を判別
これまでの「Bixbyテキスト通話」では手動操作が必要でしたが、One UI 8.5ではPixelに似た自動コールスクリーニングが導入される見込みです。迷惑電話を自動で応答・テキスト化し、ユーザーは手を触れずに内容を確認できるようになります。
NFCで簡単ファイル共有
ファイル共有機能「クイックシェア」が進化し、NFCを使った転送が可能になる可能性があります。端末同士を近づけるだけで接続され、実際の転送はWi-Fi Directで行われるため高速。旧「Android Beam」を想起させる仕組みです。
天気アプリに花粉情報が復活
一度は姿を消した花粉情報が、One UI 8.5で天気アプリに再登場する模様です。樹木・草・ブタクサごとの飛散量が表示され、アレルギーを持つ人にとって便利な改善となりそうです。
AIショートカットをランチャーに追加
ランチャーから直接AIにアクセスできるショートカットも追加予定。GeminiやPerplexity、サムスン独自のGaussといったAIを選択して、短い回答を素早く得られる仕組みが組み込まれるとみられます。
iOS風のデザイン刷新
設定画面のコンパクト化や検索バーの位置変更、ドロップシャドウの追加など、UIデザインの刷新も進行中。スクリーンショットからはiOSを意識した要素が散見されます。
「オートブロッカー」を一時停止可能に
不正アプリやUSBコマンドを防ぐセキュリティ機能「オートブロッカー」ですが、パワーユーザーからは不便という声もありました。One UI 8.5では最大30分間の一時解除が可能になり、必要な場面で柔軟に使えるようになりそうです。
点滅映像を自動検知して軽減
アクセシビリティ面では、点滅する映像を検知して自動的に画面を暗くする新機能が加わる見込みです。光過敏性てんかんなどに配慮した機能で、健康リスクの軽減に役立ちます。
コントロールパネルの自由度が大幅向上
これまで固定されていたクイック設定のコントロールパネルが、モジュール単位で移動・削除可能になる可能性があります。大幅なカスタマイズ性向上は、UI面での大きな進化といえるでしょう。
今回判明した内容はあくまでリーク段階の情報であり、正式版で変更される可能性もあります。しかし、これらの新機能が実装されれば、Galaxyシリーズの使い勝手はさらに向上するはずです。来年初頭に登場が予想されるGalaxy S26シリーズとともに、One UI 8.5がどのような形で登場するのか注目されます。