Motorolaの未発表スマートフォンが「Avenger」というコードネームでリークされ、同社のEdgeシリーズに新たな展開があるのではないかと注目を集めています。モデル番号「XT2605-3」としてIMEIデータベースに登録されていることが明らかになりましたが、現時点では具体的なスペックや外観は不明です。
Edgeシリーズの流れと新モデルの可能性
Motorolaはここ1年でEdgeシリーズを急速に拡大しており、エントリー寄りの「Edge 60 Neo」からハイエンド仕様の「Edge 60 Pro」まで幅広いラインナップを展開しています。NeoにはMediaTek Dimensity 7400を搭載し、同チップは折りたたみ機「Razr 60」にも採用されているなど、性能と価格のバランスを意識した構成が特徴です。一方でProは、フラッグシップを意識した設計でプレミアム層をターゲットにしています。今回のAvengerは、その中間に位置するか、あるいは独自のコンセプトを持った派生モデルとして登場する可能性があります。
Edge 70シリーズとの関連性
タイミング的にも、Avengerは次世代Edgeへの布石と見られます。Motorolaの「Edge 70」シリーズは2026年前半の発表が見込まれており、すでに一部のデザインリークも浮上しています。Avengerが「Edge 60」の後継機として投入されるのか、あるいは「Edge 70」と並行して展開されるのかはまだ定かではありません。
今後に期待される情報
現時点ではカメラ構成やバッテリー容量、チップセットに関する情報は一切明らかになっていません。しかし、今後数カ月の間にベンチマークデータベースや各種認証リストを通じて詳細が判明していくと見られます。これまでの戦略を踏まえると、Motorolaは手頃な価格と先進的な機能を組み合わせ、競争の激しいミドル〜ハイエンド市場に新たな選択肢を提示する可能性が高いでしょう。
新型スマホ「Avenger」は、今後のMotorolaの方向性を占ううえで見逃せない存在になりそうです。
