Qualcomm、次期フラッグシップ「Snapdragon 8 Elite 5」を正式発表へ

Qualcommは次世代フラッグシップチップセットの名称を正式に発表しました。その名は「Snapdragon 8 Elite 5」。従来の「Elite」ブランドを継承しながらも、世代の呼び方を一部変更している点が注目されます。

なぜ「5」に?命名ルールの整理

Snapdragon 8シリーズは2021年の「Snapdragon 8 Gen 1」からスタートし、その後「Gen 2」「Gen 3」と続きました。昨年登場した「Snapdragon 8 Elite」は本来であれば“Gen 4”にあたる位置付けでしたが、今回の「Elite 5」で改めて世代を整理する形となります。Qualcommはこのチップを「既存のフレームワークの進化」と位置付けており、大きな路線変更ではないと説明しています。

Snapdragon 8 Elite 5のスペック概要

新チップはカスタム設計のOryon CPUコアを採用し、プライムコアは最大4.6GHzで動作すると見られています。さらに「for Galaxy」や「Extreme Edition」と呼ばれる特別版では4.7GHzまで引き上げられるとの情報もあります。GPUは1.2GHzで駆動し、AnTuTuベンチマークでは420万〜440万点という過去最高クラスのスコアが期待されています。製造はTSMCの最新N3p 3nmプロセスを採用する予定です。

Snapdragon Summitで正式披露へ

Qualcommは9月23日から米ハワイ・マウイ島で開催される「Snapdragon Summit」でSnapdragon 8 Elite 5を正式発表する予定です。さらに、Xiaomiは新たに発表した「Xiaomi 17」シリーズ(17 / 17 Pro / 17 Pro Max)に、この最新チップをいち早く搭載することを明らかにしています。

今後の展開に注目

Snapdragon 8 Elite 5は、CPU・GPU性能の大幅強化に加え、最新の製造プロセスによる省電力化が期待されます。Androidフラッグシップスマートフォンの基盤を担う存在として、どのような実力を発揮するのか、9月の発表に大きな注目が集まります。

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