Qualcomm、Snapdragon 8s Gen 4の“Turbo版”を準備中か

米Qualcommが次世代Snapdragonチップの発表を控えるなか、新たなリーク情報により「Snapdragon 8s Gen 4」をベースとした強化版、いわゆる“Turbo”モデルの存在が浮上しています。

Snapdragon 8シリーズに新展開

中国SNS「Weibo」で報じられた情報によると、Qualcommは今年後半に「Snapdragon 8 Gen 5」と、もう一つの新型チップ「SM8735 Pro」を投入する可能性があるとされています。前者は次世代のサブフラッグシップ向け、後者は現行のSnapdragon 8s Gen 4をオーバークロックした改良版になる見込みです。

Snapdragon 8s Gen 4は今年4月に登場し、主に上位ミドルレンジ向けスマートフォンに採用されてきました。チップ番号「SM8735」を持つこのモデルに対し、新たに登場する「SM8735 Pro」はクロック周波数を引き上げた“Turbo仕様”として位置づけられるとみられます。

Snapdragon Summitでの発表に期待

Qualcommは今月後半に年次イベント「Snapdragon Summit」を開催予定で、この場で新しいSnapdragon Xシリーズとあわせて、8シリーズの新チップが発表される可能性が高まっています。すでに次期フラッグシップ「Snapdragon 8 Elite Gen 5」が控えていると噂されていますが、そこに“Turbo版”のSnapdragon 8s Gen 4が加われば、ミドル~ハイエンド市場のラインナップはさらに厚みを増すことになります。

ゲーミング性能強化への布石か

「Turbo」仕様の存在が事実であれば、ゲーミング性能や長時間駆動時の安定性といった面での強化が期待されます。Snapdragon 8 Elite Gen 5が最上位モデルとしてゲーミング体験の進化を狙う一方、オーバークロック版のSnapdragon 8s Gen 4は、より手頃な価格帯で高いパフォーマンスを求めるユーザー層を取り込む可能性があります。

Qualcommがどのようにチップ戦略を展開するのか、そして本当に“Turbo版”が登場するのか。9月末の発表イベントが注目を集めそうです。

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