
6月のベータテストから約4か月
モトローラは今年6月からAndroid 16のベータテストを開始しており、その対象機種のひとつが「Motorola Edge 60 Pro」でした。そして約4か月の検証期間を経て、ついに同モデル向けに安定版のAndroid 16アップデートが配信され始めています。
現時点では配信初期段階にあり、利用できるユーザーはごく一部に限られています。ブラジルのユーザーがTelegramのMoto Clubコミュニティでスクリーンショットを公開しており、ファームウェアは「W1VV36H.7-21-5」、容量はおよそ2GBとされています。

Android 16で追加される新機能
今回のアップデートでは、外観の刷新やセキュリティ強化に加え、オーディオや通知関連の改善も盛り込まれています。公開されている変更点の一部は以下の通りです。
- カスタマイズ機能の拡張とセキュリティ強化
- より表現力のあるデザイン
- 悪意あるアプリからの保護機能追加
- LE Audioデバイスとの互換性向上
- バックグラウンド動作の透明性向上
また、このほかにも「ライブアップデート」「デスクトップウィンドウ機能」「グループ通知」「新しい絵文字」「埋め込み型フォトピッカー」「HDRスクリーンショット」「高度な保護モード」など、多彩な機能が追加されると見られています。
アップデートの確認方法
配信は段階的に行われるため、すぐにすべてのユーザーが利用できるわけではありません。手元の端末で利用可能か確認するには、設定 → システムアップデート → アップデートの確認からチェックする必要があります。
なお、アップデートの前には重要なデータをバックアップし、端末を50%以上充電してから実行することが推奨されています。
今後の展開
まずは一部地域からの提供となりますが、今後数週間で配信範囲が拡大していくと予想されます。Edge 60 Proユーザーにとっては、最新のAndroid体験と新機能をいち早く楽しめる絶好の機会といえるでしょう。