
ユーザー発信の改善ガイド
最新のAndroid 15アップデート以降、Xperia 1 VやXperia 1 VI、さらに噂されるXperia 1 VIIなどで「バッテリーの減りが早い」「端末が熱くなる」といった声が増えています。こうした状況に対し、Redditに投稿されたあるユーザーの体験談が注目を集めています。投稿者は数か月にわたり検証を重ね、具体的な改善策をまとめています。
最大の原因はFacebook関連サービス?
投稿者によると、バッテリー消費やパフォーマンス低下の大きな原因はFacebookアプリと、その関連サービス(Meta Services、App Installer、Manager)にあるといいます。これらを無効化または削除することで、電池の持ちや動作の安定性が劇的に改善されたとのことです。
特に「アプリを閉じても裏で動作し続け、バッテリーに大きな負担をかける」と指摘しており、まずはここを対処することが重要だとしています。
バッテリーキャリブレーションのすすめ

原因アプリの処理を行った後、さらにバッテリー性能を取り戻すためには「キャリブレーション(再調整)」が有効とされています。推奨されている手順は以下の通りです。
- 満充電+追加2時間
端末を100%まで充電し、さらに2時間ほどそのまま充電を続ける。 - 完全放電
充電を外し、端末が自動でシャットダウンするまで使用。再起動できない状態まで放電させる。 - 電源オフでフル充電
電源を切った状態で、100%まで一気に充電する。
このサイクルを行うことで、バッテリーの正確な残量管理が復元され、持ち時間や安定性が改善されるといいます。特に、大型アップデート後には1回行うことを推奨しています。
不要なモニタリングアプリは非推奨
バッテリー寿命を計測するアプリについては「多くは精度が低い」として利用を推奨していません。その代わり、シンプルに「10%の消費にどれくらい時間がかかるか」を時計で計測する方法を提案。また、充電サイクル数を確認できる「DevCheck」アプリは有用としています。
Xperia以外のAndroidにも有効か
この改善策はXperia 1シリーズだけでなく、他のAndroid端末にも効果がある可能性が高いとされています。特にFacebook関連アプリを利用しているユーザーには試す価値がありそうです。
今後への期待
Xperiaはカメラ性能やディスプレイの美しさで評価される一方、発熱やバッテリー問題は長年の課題でもあります。今回紹介されたユーザー主導の改善法は、多くのユーザーにとって実用的なヒントとなるかもしれません。公式からの最適化アップデートと合わせて、こうした知見を活用することでより快適に端末を使えるようになりそうです。