
スマートフォンカメラの新たな進化が見えてきました。OppoとXiaomiの最新フラッグシップモデルに、ソニー製の200MPセンサーが搭載される可能性が浮上しています。
200MPセンサー「IMX09E」とは
中国のリーカー「Digital Chat Station」によると、ソニーは新たに「IMX09E」と呼ばれる200MPカメラセンサーを開発中です。このセンサーは、Oppoの「Find X9 Ultra」やXiaomiの「16 Ultra」に搭載される見込みで、従来モデルに搭載されていたLYT-900センサーよりも上位に位置付けられるとのことです。

サイズは1/1.12インチ、ピクセル幅は0.7μmで、LYT-900よりも小型化されます。しかし、ソニーの「Hybrid-Frame HDR」技術により、100dB以上のダイナミックレンジを確保し、4倍のロスレスズームにも対応すると報じられています。さらに、次世代のSnapdragon 8 Eliteチップセットとの組み合わせで、性能を最大限に引き出す設計です。
サムスンの旗艦モデルとの比較
このIMX09Eは、サムスンのGalaxy S25 Ultraに搭載されるISOCELL HP2と競合することが予想されます。近年のスマートフォンは、単に画素数を増やすだけでなく、ダイナミックレンジやズーム性能、チップセットとの連携が重要視されており、IMX09Eはその点で最先端の技術を詰め込んだセンサーとなりそうです。
高画素化の波はここまで
OppoやXiaomiは、これまでフラッグシップ機に5000万画素前後のカメラを採用してきましたが、200MPの搭載により、スマホカメラの性能競争はさらに加速する見込みです。特に高解像度撮影や拡大撮影、HDR表現の向上が期待され、プロ並みの撮影体験が一般ユーザーにも広がる可能性があります。
今後の発表では、IMX09Eの実力がどの程度か、サンプル画像や実機レビューから確認できるでしょう。スマートフォンカメラの進化は、ますます目が離せなくなりそうです。