Xiaomiが今月下旬に発表を予定している次期フラッグシップ「Xiaomi 16」シリーズについて、新たなレンダリング画像が流出しました。著名リーカーのIce Universe氏によるもので、注目ポイントは画面占有率、極細ベゼル、そして“史上もっとも丸い”と形容されるコーナーデザインです。
史上最も丸いコーナーと極細ベゼル

公開されたレンダリングによると、Xiaomi 16は新技術「LIPO」によってベゼルを大幅に削減しており、スマートフォン史上最薄クラスになる可能性があるといいます。さらに、フロントカメラは小型のパンチホール仕様に収まり、四隅のカーブは従来機種や他社モデルと比べても際立つほど丸みを帯びています。

Ice Universe氏はこれを「スマートフォン史上もっとも丸いコーナー」と評しており、AppleのiPhoneシリーズと比較すると、より柔らかく親しみやすい印象を与えるデザインに仕上がっているようです。Xiaomiとしても新たなデザイン言語を模索していることがうかがえます。
ライバルGalaxy S26 Ultraの動き
一方、Samsungは来年1月に「Galaxy S26 Ultra」の発表を控えています。これまで“角ばったデザイン”で知られてきたUltraシリーズですが、リークされたCAD図面やモックアップからは、従来よりも角の丸みを増したデザインに変化している様子が見て取れます。
ただし、その丸みはXiaomi 16ほど極端ではなく、全体的には依然として角張った印象を残しています。ベゼルも従来のS25 Ultraよりは細くなるとみられますが、Xiaomi 16の“限界まで攻めた”薄さには及ばないようです。結果として、Galaxyらしい「Ultra」の個性を保ちながら持ちやすさを改善する方向に舵を切った格好です。
デザイン競争が激化する2025〜2026年
Xiaomi 16とGalaxy S26 Ultra、両社のフラッグシップは方向性こそ異なるものの、いずれもディスプレイの見え方や持ち心地を大きく進化させることを狙っています。Xiaomiは“ほぼベゼルレス”を徹底的に追求し、Samsungは長年のNote由来のデザインを刷新しつつあります。
Xiaomi 16シリーズの正式発表は数週間後、そしてGalaxy S26 Ultraもすぐ後を追う形で登場予定です。2025年から2026年にかけて、スマートフォンのデザインをめぐる大きな競争が繰り広げられることになりそうです。