
Googleは本日、最新のソフトウェアアップデート「Pixel Feature Drop」を発表しました。今回のアップデートは新たに登場したPixel 10シリーズ向けの新機能だけでなく、Pixel 6以降のスマートフォンやPixel Tablet にも提供されます。
Material 3 Expressive UIが広がる
今回の目玉は、Pixel 10シリーズで初めて採用された「Material 3 Expressive UI」の拡張です。対象デバイスでは、より個性的で動きのあるデザインが楽しめるようになりました。
ロック画面では「ライブエフェクト」が利用可能となり、天候や時間に応じて変化するアニメーションを設定できます。また、クイック設定パネルが刷新され、見やすさと操作性が向上しました。さらに、電話アプリや連絡先カードのデザインもカスタマイズ可能になり、より自分好みに仕上げられます。
Pixel BudsやPixel Watchとの連携も強化
デザイン面だけでなく、実用性も進化しています。最新のPixel Buds Pro 2 では、周囲の環境に応じて音量を自動調整する「アダプティブオーディオ」や、大音量から耳を保護する「ラウドノイズプロテクション」が追加されました。
さらに、Googleマップのナビゲーション機能も改善。徒歩や自転車でのルート案内を開始すると、自動的にPixel Watchにも表示されるため、交差点でスマホを取り出す必要がなくなります。
よりパーソナルなPixel体験へ
サムスンのGalaxyシリーズが「One UI」や「Good Lock」で先行していたカスタマイズ機能に対し、Pixelは今回のアップデートで追いつきつつあります。Google流のアプローチは細かい調整よりも、直感的で動きのあるアニメーションを通じて「生きているような」操作感を実現する点に特徴があります。
配信開始は本日から
今回のFeature Dropは本日から順次配信が始まっており、数週間をかけて対象デバイスに展開される予定です。手持ちのPixelスマートフォンやタブレットも、このアップデートでまるで新品のように生まれ変わるかもしれません。